宇部市の自立支援センター「てご屋」の利用者らによる「てご屋の仕事展」が7日、山口市中央1のギャラリーナカノで始まった。16日まで。
てご屋には現在、知的障害者らが通い、細く裂いた布地を使う「裂織(さきおり)」に取り組んでいる。3回目の作品展となる今回は、16人が裂織の技法で作った、色とりどりの布やバッグ、フェルトのストールなど約200点を展示即売する。会場には「普段の制作の様子を知ってほしい」と写真や実際に使う織機も展示している。
テーブルセンターやコースターを作った利用者の原田スエコさん(57)は「自分で材料の布を選んで織りました。色遣いを見てほしい」と話していた。
期間中は15、16日の各午後1〜4時、利用者による機織りのデモンストレーションがある。水曜休み。
〔山口版〕 毎日新聞 2014年11月08日