障害者も健常者も楽しめる映画を集めた「バリアフリーさが映画祭2011」(西日本新聞社など後援)が11月25-27日、佐賀市天神3丁目のアバンセで開かれる。字幕や活弁士による副音声ライブ付きの9作品(1日3作品)を上映、山田洋次監督の講演や出演者の舞台あいさつなどもある。
障害者団体や映画関係者でつくる実行委と佐賀県の共催。バリアフリー映画は、映画本来の芸術性を損なわないよう字幕や副音声に映画監督らが積極的にかかわる。単に脚本のト書きを文字や音声で加えるのではなく、臨場感豊かに登場人物の動きなどを表現し、音楽や効果音の情報も加える工夫がされているのが特徴。一方、副音声に日本固有の伝統表現である活弁士を使うことで、健常者も新たな視点で映画を体験できる。
初日のオープニング作品は、活弁士の副音声ライブ付き「幸福の黄色いハンカチ」。上映後、山田洋次監督がバリアフリー映画について講演する。2日目は「河童(かっぱ)のクゥと夏休み」や「マイ・バック・ページ」、最終日は「はだしのゲンが見たヒロシマ」や「天国からのエール」を上映する。2日目には、バリアフリー映画をテーマにしたシンポジウムもある。
料金(1作品)は一般千円、障害者500円(いずれも前売り)など。チケットは一部コンビニやJTB各店舗で販売。佐賀県障害福祉課=0952(25)7064。
=2011/10/27付 西日本新聞朝刊=
障害者団体や映画関係者でつくる実行委と佐賀県の共催。バリアフリー映画は、映画本来の芸術性を損なわないよう字幕や副音声に映画監督らが積極的にかかわる。単に脚本のト書きを文字や音声で加えるのではなく、臨場感豊かに登場人物の動きなどを表現し、音楽や効果音の情報も加える工夫がされているのが特徴。一方、副音声に日本固有の伝統表現である活弁士を使うことで、健常者も新たな視点で映画を体験できる。
初日のオープニング作品は、活弁士の副音声ライブ付き「幸福の黄色いハンカチ」。上映後、山田洋次監督がバリアフリー映画について講演する。2日目は「河童(かっぱ)のクゥと夏休み」や「マイ・バック・ページ」、最終日は「はだしのゲンが見たヒロシマ」や「天国からのエール」を上映する。2日目には、バリアフリー映画をテーマにしたシンポジウムもある。
料金(1作品)は一般千円、障害者500円(いずれも前売り)など。チケットは一部コンビニやJTB各店舗で販売。佐賀県障害福祉課=0952(25)7064。
=2011/10/27付 西日本新聞朝刊=