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ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

広島県の障害者就労支援 サポーター活動強めたい

2011年10月18日 01時41分08秒 | 障害者の自立
 障害者の就労機会を広げる施策の一つとして広島県が今月、派遣型ジョブサポーターの養成講座を開いている。3年ぶりだ。

 障害者を雇う企業に出向き、作業環境や接し方について助言し、障害者の相談にも応じて職場への定着を図る仲介役である。

 県が2007年度に単独事業として導入。翌年までに64人を養成し、県内7カ所の障害者就業・生活支援センターに登録している。

 ところがここ1、2年は活動が振るわず、昨年度の実働はわずか8人にとどまった。自身も仕事を持っているサポーターと企業側の日程調整が難しいケースが目立ったという。国が09年から緊急雇用対策で障害者相談を始めたのも影響したようだ。

 県内3カ所で計約40人を募る今回の講座には、常時60人程度が活動できるよう中長期の支援態勢づくりを急ぐ狙いがある。

 先日、福山市で開かれた講座には障害者団体の役員のほか「何か役に立ちたい」という主婦や就職活動中の若者も参加。障害者と向き合う心構えから作業現場での問題と解決策に至るまで、各分野の専門家から学んだ。

 障害者問題に携わっていなくても、子育て体験を応用したり同世代の障害者の話し相手になったりと、サポーターができる活動は幅広い。こうした人材養成には、障害者の雇用にまつわる偏見や誤解をなくす啓発の側面もあろう。

 障害者雇用促進法が従業員56人以上の企業に義務づけている法定雇用率は1・8%。達成企業の割合は広島県が51%で、全国平均の47%を上回ってはいる。

 しかし一定数の障害者を雇っている企業は着実に人数を増やすのに対し、新規に雇用する企業がなかなか増えない。長引くデフレ不況も影響していよう。

 国はすでにジョブコーチ制度を設け、福祉施設や特別支援学校、病院職員の経験者らを常時、各県の障害者職業センターや関係施設に配置している。県内では計18人。県が「これでは不十分」と養成したのがサポーターでもある。

 ただ、専門知識や経験が豊富で企業の障害者向け求人開拓まで引き受けるコーチと、就労の話がまとまってから一定期間だけ動くサポーターとの違いは大きい。

 専門家を多数養成できれば理想だが、国や自治体の財政事情から制約もある。

 具体策として、よりきめ細かな対応が必要とされる精神障害分野を重点に専門家を置く。一方でサポーターは本来の活動のほか、ボランティアで雇用の先進例を普及する役割を担ってはどうだろう。

 呉地区の支援センターは新たな試みとして、サポーターがコーチに同行。助言方法を教わってから単独で企業訪問を重ね、障害者を支援する方針である。連携による効果が期待できそうだ。

 サポーター同士の経験交流や情報の共有化も欠かせない。マンパワーの組織力で、雇用のバリアーをなくす態勢を整えよう。

中国新聞 - 16 時間前

盲目のスイマー「全国」初挑戦 小山の星野さん 障害者大会に

2011年10月18日 01時37分29秒 | 障害者の自立
 全盲のスイマーが「栃木の星」になる。栃木県小山市塚崎のマッサージ師星野孝行さん(55)が、山口県で開かれる全国障害者スポーツ大会(二十二~二十四日)の水泳競技で、視覚障害部門二十五メートル自由形と同背泳ぎに出場する。自身初となる全国の舞台に「全力を尽くして、金メダルを取れるように頑張りたい」と張り切っている。 

 三十二歳。突然、星野さんを病魔が襲った。「ある朝、起きたら、目の中に鳥のようなものが見えた」。複数の病院で検査した結果、全身性の疾患「ベーチェット病」と診断された。国の指定する原因不明の難病だった。

 一度、目に発作が起きると二週間は濁って見えなくなった。見えるようになると、また発作が起きた。「すごい恐怖心だった。なぜ治らない病気と闘わなければならないのか」。四十三歳、ついに視力を失った。

 水泳に出合ったのは四年前。症状が落ち着き「何か信仰でももったら」という妻の何げない一言で訪れた近所の教会だった。

 牧師が週に一回、水泳をしていると聞き、市内のプールへ一緒に出掛けた。健康のために泳ぐことを決意した。

 最初はビート板を使いバタ足だけで毎回、二十五メートルプールを二十往復。「真っすぐ泳ぐのに半年かかった。でも、牧師さんが熱心に教えてくれた」と星野さん。泳げるようになって思った。「生活の中では必ず誰かのお世話にならなければいけないが、泳ぐときだけは人の力を借りなくていい」。水泳は一人で完結できる喜びを与えてくれた。

 その後は障害のある人たちの水泳団体「栃木とびうお」に所属し、本格的に泳ぎを磨いた。「趣味」だった水泳はいつしか「競技」に変わった。

 昨年九月の県障害者スポーツ大会で優勝するなどし今大会への初出場を決めた。「障害のある人たちみんなに『頑張ればできる』というメッセージを発信したい」と星野さん。思いを胸に、表彰台のてっぺんを目指す。


本番を目前に、泳ぎのフォームなどの最終チェックに励む星野さん=栃木県小山市で


(東京新聞)2011年10月17日 11時00分




障害者の和太鼓チーム一堂に 三田で全国大会

2011年10月18日 01時33分10秒 | 障害者の自立
 「日本太鼓全国障害者大会」(日本太鼓連盟主催)が16日、三田市総合文化センター郷の音ホールで開かれた。地元三田からは、結成からわずか4カ月の「市身体障害者福祉協議会視覚障害者部会ひとみ太鼓」と、地域活動支援センターに通う知的障害者らでつくる「のぞみ太鼓」が出演。いずれも全国大会への出場は初めてで、懸命に勇壮な音を響かせた。

 兵庫県内開催は初めてで、全国の知的、身体障害者らの和太鼓チーム27が一堂に会した。順位は争わなかった。

 「ひとみ太鼓」は今年6月、市内の視覚障害者ら8人で立ち上げた。40~72歳の全員が初心者で、「北摂太鼓」会長の花折一彦さん(60)さんから指導を受け、週1回の特訓に励んできた。目が見えないハンディから、演奏中も常に、立つ位置と太鼓の距離感に注意を払っているという。

 メンバーはこの日、客席から「頑張れ」と声援も飛ぶ中、緊張した面持ちで約3分間バチを握った。曲は花折さん作曲の「北摂流れ太鼓」。最高齢で、主旋律の長胴太鼓を奏でた全盲の山口義照さん(72)は「始め少し端をたたいてしまったが、途中からみんなと呼吸も合い、これまでで一番の出来だった。お客さんに拍手をもらい、普段味わえない感動と勇気をもらった」と満足そうだった。

 「のぞみ太鼓」は創設13年目。18人が心一つにし、「黎明太鼓」を演奏した。舞台でこれまでの歩みを紹介した上之勝美香さんは「ドキドキしたけど、最後までうまく話せてよかった。練習の成果を出せてうれしい」と話していた。


(2011/10/17 09:15)神戸新聞

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障害者国体へ点字シール準備

2011年10月18日 01時31分20秒 | 障害者の自立
 山口、宇部両市の点訳サークルが、22日に開幕する全国障害者スポーツ大会の会場にある自動販売機に張る点字シールを作った。視覚障害のある選手や応援団に気持ち良く利用してもらう。

 山口市の点訳すぎなの会と、宇部市の点訳すずかけの会が作った約1200枚。透明な縦5センチ、横7センチのシールに商品名と金額、温かいかどうか、容器の種類を点字で記入。自販機の商品の押しボタンの上に張る。視覚障害のある選手が参加する競技会場の山口県スポーツ文化センター(山口市)県維新公園陸上競技場(同)宇部市東部体育広場の計24台が対象。

 14日に同センターであった会見で、視覚障害があり、提案した宇部市障害者ケア協議会の飯田晋一・身体障害部会長は「自分で買えるだけでも生きる自信になり、選手はうれしいと思う」。すぎなの会の山田恵美子代表は「間違えないよう慎重に作りました」と話していた。


大会を前に自動販売機に貼る点字シール

中国新聞 - 3 時間前

障害者の思いを歌や詩で披露 秋田市で「であいのこんさぁと」

2011年10月18日 01時27分32秒 | 障害者の自立
 心身に障害のある人やその家族らが思いをつづった詩を朗読したり、曲を付けて発表する「であいのこんさぁと」が16日、秋田市山王の県児童会館で開かれた。会場を訪れた約300人が心のこもった歌や詩の朗読に聞き入った。

 障害者や障害者施設で働く人たちでつくる実行委員会(進藤雄一代表)の主催。1980年から毎年開催している。

 今年は県内外の15人から35編の詩やエッセーなどの応募があった。このうち3編に県内のアマチュア音楽家が曲を付けて披露、2編を朗読した。歌になった作品は、通所施設で自分たちが製造している豆腐をPRするものや、東日本大震災の被災者への励ましなどをつづった内容。合間には吹奏楽の演奏や新体操の演技も披露され、来場者は多彩なステージを楽しんだ。

 また、山形県寒河江市で毎年、同様のコンサートを開催している「山形ふれあいコンサート」実行委員会とコーラスグループの13人も参加し、美しい歌声を披露した。6月のコンサートが震災の影響で中止になったため、本県の実行委が招待した。

(2011/10/17 11:06 更新)秋田魁新報