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ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

フライングディスクに歓声

2010年08月30日 00時50分06秒 | 障害者の自立
甲府で障害者競技大会


笑顔で円盤を投げる参加者(28日、甲府市の小瀬陸上競技場で)  プラスチック製の円盤を投げてコントロールの正確さや飛距離などを競う「第9回県障害者フライングディスク競技大会」が28日、甲府市の小瀬陸上競技場で開かれ、知的障害や身体障害などの10~68歳の選手約90人が参加した。

 円盤は直径23・5センチ、重さ100グラム。県障害者フライングディスク協会によると、誰でも楽しめる手軽さと細かなコントロールが要求される競技性を併せ持つことから、県内の障害者スポーツでは陸上と並んで競技人口が多いという。

 この日は、円盤を直径91センチの輪の内側を通した回数を競う「アキュラシー」と飛距離を競う「ディスタンス」の2種目が行われた。

 ディスタンスの女子立ち投げ部門で優勝した関戸郁子さん(21)は、10月に千葉県で行われる全国大会に県代表として出場する予定で、「全国大会でも優勝したい」と意気込んでいた。

(2010年8月29日 読売新聞)

県障害者技能競技:得意分野に36人挑戦 全国大会目指す /高知

2010年08月30日 00時48分22秒 | 障害者の自立
 障害者たちが互いの職業技能を競い合う「第10回高知県障害者技能競技大会」が28日、高知市桟橋通り4の雇用・能力開発機構高知センターであった。36人が出場し、優秀賞者は11年の同大会優秀賞者と競い、12年に長野県松本市などで行われる全国大会出場を目指す。

 障害者の職業能力向上や雇用促進を目的に、各都道府県で開催されている。また、技能(アビリティ)を競う大会(オリンピック)として4年に1度、「アビリンピック」と呼ばれる国際大会もある。次回の国際大会は来年、韓国で開催される。

 出場者たちはパソコンを使用してワープロ競技や表計算競技など5競技の中から自分の得意分野の競技を選択。3時間を終始集中して各競技から出される課題を完成させた。

 ワープロ競技で優秀賞に選ばれた、佐川町内の会社員、山本謙一さん(33)は「日ごろの仕事で培った力を発揮できて、ほっとしています」と笑顔を見せた。

毎日新聞 2010年8月29日 地方版

障害者授産施設 工賃アップ「自助努力」 /鹿児島

2010年08月30日 00時45分13秒 | 障害者の自立
 ◇企業、自治体の理解も必要

 障害者の自立を図るため、県は授産施設利用者の平均工賃を11年度までに月2万5000円以上とする「工賃倍増計画」を実施している。だが、実際は1万3000円前後で推移しており、目標達成は「極めて厳しい状況」(県)だ。施設関係者は研修会を開くなど、工賃を上げるための自助努力を重ねている。

 「少しでも工賃を上げたい」

 50代を中心に精神障害者約15人が通うさつま町宮之城の小規模作業所「工房たけん子」は、もち米を使った食品加工を始めようと計画。独立行政法人の助成金を受け、近くの店舗を改装中だ。上原美枝子理事長(61)は「自分たちで事業をしないと工賃は上がらない」と語る。

 工賃は、商品の製作・販売などの収益から施設利用者に支払われるが、単純な請負仕事が多く、その低水準が指摘されている。トマトの袋詰めなどを請け負うたけん子では、1人当たり月約1万3000円。障害者年金と合わせれば生活保護を受けずに済む「月5万円」が目標だが、上原理事長自身も「5万円は理想」と認める。

 職員は2人しかおらず、新たに仕事を探す余裕はない。食品加工に乗り出して、報酬の安い請負依存からの脱却を目指すが、販売先の確保など難題は多く売上目標も設定できていないという。

 国が掲げた「福祉から雇用へ」の理念の下、県は07年度に5カ年の倍増計画を作成。モデル事業などに取り組むが、成果はなかなか見えない。県内の対象施設(約100)の平均月額は、06年度1万2809円▽07年度1万2708円▽08年度1万3066円。約半数の施設が月1万円以下にとどまっている。

 現状を打開しようとする動きもある。7月、県内各地の施設関係者などによる「工賃アップ研修会」が鹿児島市内で初めて開かれ、約40人が好事例を紹介し合った。出席者からは「障害者施設でも経営者感覚が必要」という意見が出される一方、複数の施設が共同で受注するシステムなど、企業側にとっても利用しやすい体制構築を求める声が上がった。

 工賃向上を支援している「NPO法人自立支援センターかごしま」の藤田泰洋事務局長は、「障害者は新しい作業や長時間の集中が困難なため、企業や自治体の積極的なかかわりが必要」と指摘した上で、「自助努力を重ねなければ社会からの協力も得られない」と話し、施設側の意識改革の重要性を強調した。

毎日新聞 2010年8月29日 地方版

八代のキクラゲ好評…障害者施設で栽培、販売

2010年08月30日 00時43分33秒 | 障害者の自立
 八代市の障害者の自立訓練施設「みのり」がキクラゲの栽培、販売を始めたところ、「地元産のキクラゲは珍しく、歯ごたえもいい」と評判になっている。施設は「八代の新たな特産品になるよう頑張り、利用者の工賃アップにもつなげていきたい」としている。(北川洋平)

 施設は知的障害者ら27人が利用。これまで、古新聞の回収やペットボトルの仕分けなどの仕事を請けおってきたが、1人当たりの月平均工賃は1万5000~6000円程度で、賃金アップが課題だった。

 今春、施設関係者が知人から熊本市のキクラゲ農家を紹介され、栽培ノウハウを教わった。キクラゲは競合相手が少なく、収穫期が長くて安定収入につながることや、障害者でも作業しやすいことから栽培に取り組むことを決めた。約500万円をかけて、5月に約150平方メートルのハウスを設置するなどした。

 3000本の菌床から1日当たり10キロほどを収穫し、市内のスーパーや農産物直売所などに出荷。100グラム入り300円などで販売している。秋口まで収穫は続く見通しで、口コミで話題になり、施設に直接買いに来る人もいるという。

 施設を運営するNPO法人「とら太の会」の山下順子理事長(57)は「八代はトマトやメロンなどの農業が盛んだが、将来的にはキクラゲも特産品の一つになったらうれしい」と話している。

(2010年8月29日 読売新聞)