文化審議会(西原鈴子会長)は7日、社会生活で漢字を使う際の目安となる常用漢字表に196字を追加、5字を削除して計2136字とする改定常用漢字表を川端達夫文部科学相に答申した。改定は1981年の常用漢字表の制定以来初。パソコンや携帯電話/async/async.do/ae=P_LK_ILTERM;g=96958A90889DE2E6E3E4E3E7E0E2E3E4E2E1E0E2E3E29BE0E2E2E2E2;dv=pc;sv=NXの普及に対応し、手書きでは難しいとされてきた字を加えた。年内にも告示され、本格的な使用が始まる。
今回の改定は、2005年に「情報化時代に対応した漢字表を」との諮問を受け検討が続けられてきた。書籍や新聞、インターネット/async/async.do/ae=P_LK_ILTERM;g=96958A90889DE2E6E3E4E6E4E1E2E3E4E2E1E0E2E3E29BE0E2E2E2E2;dv=pc;sv=NX上などで使われることが多い約3500字を選び、使用頻度などを基準に追加する字を絞り込んだ上、2度にわたって一般から意見募集した。
新たに加えたのは「溺」「眉」など熟語として使われることが多い字や、堆積(たいせき)の「堆」や「俺(おれ)」「誰」など漢字で表記した方が分かりやすい字。主に固有名詞で使われる字は従来通り採用しなかったが、「阪」「岡」「畿」など都道府県名や地域名で公共性が高いものに限って加えた。
パソコンなど情報機器の普及を受け、憂鬱(ゆううつ)の「鬱」や語彙(ごい)の「彙」など、画数が多く手書きでは難しい字も採用された。このため答申では「すべての漢字を手書きできる必要はない」と断り書きし、読み手に配慮して振り仮名を付けることを勧めた。
現行表にある字も音訓を見直した。「育(はぐく)む」「関(かか)わる」「中(じゅう)」など、これまで常用漢字としては認められていなかった読みができるようになる。
一方、使用頻度が低かった「勺」「錘」「銑」「脹」「匁」の5字が削除された。
一般から追加を求める声が多かった字は「玻(は)」「鷹(たか)」「碍(がい)」の3字。碍は「障害者」を「障碍者」と書くための字で、障害者団体などが採用を求めていた。答申では、表記の仕方を検討している政府の「障がい者制度改革推進本部」の結論が出てから、改めて採否を判断することにした。
玻は人名用として要望が多かったほか、鷹は東京都三鷹市などが要望。しかし使用頻度が低く、固有名詞での使用に限られていることなどからいずれも見送られた。
今回の改定は、2005年に「情報化時代に対応した漢字表を」との諮問を受け検討が続けられてきた。書籍や新聞、インターネット/async/async.do/ae=P_LK_ILTERM;g=96958A90889DE2E6E3E4E6E4E1E2E3E4E2E1E0E2E3E29BE0E2E2E2E2;dv=pc;sv=NX上などで使われることが多い約3500字を選び、使用頻度などを基準に追加する字を絞り込んだ上、2度にわたって一般から意見募集した。
新たに加えたのは「溺」「眉」など熟語として使われることが多い字や、堆積(たいせき)の「堆」や「俺(おれ)」「誰」など漢字で表記した方が分かりやすい字。主に固有名詞で使われる字は従来通り採用しなかったが、「阪」「岡」「畿」など都道府県名や地域名で公共性が高いものに限って加えた。
パソコンなど情報機器の普及を受け、憂鬱(ゆううつ)の「鬱」や語彙(ごい)の「彙」など、画数が多く手書きでは難しい字も採用された。このため答申では「すべての漢字を手書きできる必要はない」と断り書きし、読み手に配慮して振り仮名を付けることを勧めた。
現行表にある字も音訓を見直した。「育(はぐく)む」「関(かか)わる」「中(じゅう)」など、これまで常用漢字としては認められていなかった読みができるようになる。
一方、使用頻度が低かった「勺」「錘」「銑」「脹」「匁」の5字が削除された。
一般から追加を求める声が多かった字は「玻(は)」「鷹(たか)」「碍(がい)」の3字。碍は「障害者」を「障碍者」と書くための字で、障害者団体などが採用を求めていた。答申では、表記の仕方を検討している政府の「障がい者制度改革推進本部」の結論が出てから、改めて採否を判断することにした。
玻は人名用として要望が多かったほか、鷹は東京都三鷹市などが要望。しかし使用頻度が低く、固有名詞での使用に限られていることなどからいずれも見送られた。