札幌市の大通公園に面した市役所の1階ロビーに9月、障害のある人たちが働く「元気カフェ」がオープンする。障害者の雇用の場を広げるとともに、接客を通して市民に障害がある人への理解を深めてもらうのが目的で、官公庁内にこうした施設ができるのは全国的にも珍しい。市は運営を希望する事業者を募集している。
元気カフェは市役所の正面玄関東横に設けられ、約20平方メートルのサービスコーナーの周辺に、カウンターやベンチを配置。来庁者に軽食や飲み物を販売する。温かく心地いい場所になるようにと、家具は道産のカラマツ材を使い、福祉サービス事業所で働く障害者が製作に携わる。
店のコンセプトは、市内の大学生や障害福祉関係者などがワークショップを重ねてイメージを練り上げた。(1)誰もがスッと入ることができる(2)札幌の歴史を語り継ぐ(3)多様なコミュニケーションをいざなう(4)札幌の四季・自然を感じる--の4点で、さまざまな人の交流の場になることを期待している。
運営する事業者は営利、非営利を問わず、市内に住む障害者が全従業員の5割以上(5人以上9人以下)いることなどが条件。障害のある従業員数などに応じた補助金が出る。応募者が提出する事業計画や企画書を通した総合評価で選定する。募集は25日まで。問い合わせは市障がい福祉課(011・211・2936)。
毎日新聞 2010年6月11日 地方版
元気カフェは市役所の正面玄関東横に設けられ、約20平方メートルのサービスコーナーの周辺に、カウンターやベンチを配置。来庁者に軽食や飲み物を販売する。温かく心地いい場所になるようにと、家具は道産のカラマツ材を使い、福祉サービス事業所で働く障害者が製作に携わる。
店のコンセプトは、市内の大学生や障害福祉関係者などがワークショップを重ねてイメージを練り上げた。(1)誰もがスッと入ることができる(2)札幌の歴史を語り継ぐ(3)多様なコミュニケーションをいざなう(4)札幌の四季・自然を感じる--の4点で、さまざまな人の交流の場になることを期待している。
運営する事業者は営利、非営利を問わず、市内に住む障害者が全従業員の5割以上(5人以上9人以下)いることなどが条件。障害のある従業員数などに応じた補助金が出る。応募者が提出する事業計画や企画書を通した総合評価で選定する。募集は25日まで。問い合わせは市障がい福祉課(011・211・2936)。
毎日新聞 2010年6月11日 地方版