ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

両陛下、障害者施設を訪問

2010年05月23日 00時33分46秒 | 障害者の自立
 神奈川県を訪れている天皇、皇后両陛下は22日午後、同県中井町の障害者施設「県立中井やまゆり園」を訪問された。
 同園には、22歳から82歳まで116人が入所。両陛下は施設の概要について説明を受けた後、タンバリンやカスタネットなどを使った音楽療法を視察。天皇陛下は「太鼓好きですか」、皇后さまは「ずいぶん大きな音ですね」と笑顔で入所者に話し掛けていた。
 講師の島田由美子さん(54)によると、帰り際に天皇陛下から「もう1曲お願いします」とリクエストがあり、入所者は「かたつむり」を演奏して応えた。(2010/05/22-16:07)

時事通信

日光市議会:障害者の就労に会議録作成委託 /栃木

2010年05月23日 00時31分26秒 | 障害者の自立
 日光市議会は21日、障害者の社会参加を進める一環として今年度、特定非営利活動法人「はばたき」(同市今市本町、広瀬浩理事長)に会議録作成を委託したことを明らかにした。議会事務局によると、県内の県市町議会では初の試みという。

 議会事務局によると、委託したのは職員が対応してきた常任委員会と議員全員協議会のテープ起こし。昨年度で計約120回開かれ、うち60回分を委託契約。費用は1時間のテープ起こしの場合、時給800円で5時間作業し、3日間で1万2600円(消費税込み)を見込んでいる。本会議や予算・決算審査特別委員会などはこれまで通り専門業者に発注していく。

 障害者就労支援施設を持つ「はばたき」内には、障がい者就労情報センターがあり、市内の10カ所の施設の障害者が登録している。今回は「はばたき」と「愛晃の杜」(同市花石町)の登録者数人が作業する予定。同センターで共同受注を担当している斎藤勲さんは「障害者のレベルは高く、一般の方に知っていただく良い機会で、受注が拡大していけば」と話した。

毎日新聞 2010年5月22日 地方版


県が支援センター、静岡に開設 環境改善めざし /静岡

2010年05月23日 00時29分33秒 | 障害者の自立
 県は21日、障害者の賃金の引き上げを目指す「障害者働く幸せ創出センター」を静岡市葵区呉服町の「5風来(ごふく)館」4階に開いた。長引く景気の低迷で、県内の障害者の求職者数は直近の09年度調査で過去最高を記録。しかし、就職件数は前年度を下回るなど厳しい雇用環境にある。県は「福祉と産業、地域をつないで障害者の就労環境の改善につなげたい」と話している。

 川勝平太知事は21日の開所式に出席し「誰もが働き、人の役に立つ幸せを感じられるような志でセンターは開所した。オール県民で支えたい」と述べた。

 センターは県の委託を受けたNPO「オールしずおかベストコミュニティ」(坂本光司理事長)が運営する。スタッフ10人が常駐し、障害者の就労全般の相談に応じる。

 県障害福祉課によると、県内の福祉作業所などで働く障害者の賃金は、09年度で月平均で約1万3000円(全国1万2600円)にとどまっている。同課によると、障害の程度によるが、1カ月に約20日通い、1日5~6時間作業する人が多いという。センターは11年度までに、この賃金を3万円に引き上げる目標に取り組む。

 県内には障害者が働く事業所が約230カ所あり、センターはこうした事業所の商品や生産現場、市場のニーズなどを調査。研修会などを通して、障害者の技術力を高めたり、販売方法を見直すことで、賃金増につなげたい考え。

 また、ハローワークから派遣された職員が一般企業への就労を目指す障害者を支援する。

 静岡労働局によると、09年度の障害者の新規求職者数は前年度に比べ3・2%増の3559人。00年に同様の調査を始めて以来、過去最高となったが、就職件数は5・7%減の1440件にとどまった。

毎日新聞 2010年5月22日 地方版


健やかわかやま:海南の知的障害者就労支援事業所、バームクーヘン製造販売 /和歌山

2010年05月23日 00時27分03秒 | 障害者の自立
 ◇知的障害者就労支援事業所「おかし工房桜和」

 ◇10年後に健常者最低賃金を目指す

 海南市野上新の知的障害者就労支援事業所「おかし工房桜和(さわ)」が今春からバームクーヘンの製造販売を始めた。

 桜和は06年、海南市から休所中の保育所を借りてスタート。以前は、生活雑貨を販売する地元企業からの下請けが中心で、しょうゆさしやブラシの組み立て、スポンジの袋詰めなどが主な業務だった。一人当たりの月給は1万円程度、利用者のほとんどを占める障害等級が2級の障害基礎年金は月々6万6000円。

 八杉友章主任は「利用者は買い物に行くにもヘルパーの付き添いが必要で生活費がかかる。年金と合わせて楽しく生活するだけの給料を得るには下請けだけでは難しかった」という。売り上げを利用者の給料につなげ、3年後には月給5万円、10年後に健常者の最低賃金の支払いを目指す。

 先進的な事業所や企業を視察して回り、アレンジしやすいバームクーヘンに目をつけた。民間の助成金などを活用して設備を導入し、利用者自身が神戸市の製菓機器販売会社で研修を受けた。

 現在はプレーンとシュガーコーティングの2種類で、紀州備長炭を生地に練り込んだ商品も開発中。下野隼人さん(25)は「研修では生地の混ぜ方などをしっかり観察した。多くの人に食べてほしい」と話した。ほかにも、カップ入りのラスク(200円)を製造、ガーリックやきなこ、キャラメル味など7種類がある。

 価格は、簡易包装980円、箱詰め1200円、一口サイズの小袋入りが100円。問い合わせは電話(073・485・2890)で。注文は電話とファクス(073・494・3266)で受け付ける。対面販売し、和歌山市の一部と海南市では配達もできる。6月ごろから同市重根のJAながみねとれたて広場でも購入できる。

毎日新聞 2010年5月22日 地方版


聴覚障害「支障なかった」 補充裁判員の女性…奈良地裁

2010年05月23日 00時24分20秒 | 障害者の自立
 強姦(ごうかん)致傷事件を審理していた奈良地裁の裁判員裁判で、補充裁判員を務めた聴覚障害のある50歳代の女性が21日の判決後、地裁内で記者会見した。聴覚障害者が裁判員・補充裁判員になったのは初めてとみられ、女性は「最初は不安だったが、勇気を持って臨んだ。障害を持つ人も積極的に、裁判に参加してほしい」と話した。

 女性は左耳が全く聞こえず、右耳は補聴器を付けるとわずかに聞こえるという。昨年11月、裁判員候補者名簿への登録通知が届いた際、辞退するかどうか悩んだ。娘に「絶対に行きや」と励まされ、「障害を理由に逃げたくない」と参加を決意したという。

 4日間の裁判で、女性は地裁が用意した法廷内のマイクの音声を拾う補聴器をつけ、3人の要約筆記者が入力するパソコン画面で審理内容を確認。女性は「目が疲れたけど、筆記者はもっと疲れていると思って頑張った」と笑顔で語った。

 橋本一裁判長も検察、弁護側双方に、「ゆっくり大きな声で話して」などと、協力を求めた。評議でも裁判員らの意見を書いた紙を張り出したという。

 この日の判決で、被告(23)に懲役8年(求刑・懲役9年)の実刑が言い渡された。女性は「審理が熱くなってくると、法廷でのやりとりが早口になって聞こえにくいこともあった。それでも、皆に配慮してもらい、支障は何もなかった。頑張ってやって良かった」と振り返った。

 高知地裁は1月、聴覚障害者の女性が要望した手話通訳の手配を怠り、女性に謝罪した。地裁に抗議した高知県聴覚障害者協会の山中睦子会長は、「障害者に対する司法の取り組みが、一歩進んだ」と評価した。

(2010年5月22日 読売新聞)