Sinks in Alcohol

節操なくお酒に沈む、ある酒飲みの半生

村祐 特別純米 亀口取り

2009年04月15日 | 日本酒
新潟での興奮冷めやらぬうちに、かねせ商店さんで入手したお酒を開けてしまいましょう。
友人も参戦して、いろいろなお酒を開封しました。

まずはこれ。
【奈良萬 純米生酒 おりがらみ】


【奈良萬 純米生酒】のクオリティの高さは周知の事実。
今回はそのおりがらみバージョン!

慎重に開封して飲んでみました。
まずは澄んだところ。

シュワシュワのピチピチです!
フルーティなんだけどドライな味わいで、口当たりが軽い。
酸が目立ち、若干固い印象もありました。

次いでおりを絡めて。
シュワシュワのピチピチなのは変わりません。
フルーティな香りに、甘味がふわっと乗っかりました。
酸もありますが、甘味が出たおかげでバランスが良くなり、おとなしくなった感じ。
とはいえ、固い印象は少しありますね。
これは2、3日置いてみますか。

次はこれ。
【村祐 特別純米 亀口取り】


【村祐】の亀口といえば、緑ラベルのアレですが。
今期からなんでしょうか?茜ラベルにも亀口が出てるんですね~。
気になったので買ってみましたよ。

さて、味わいはどうかというと、これが意外や意外。
【村祐 純大 亀口】にも通じるマスカット系の香りが、戻り香に感じられる。
味わいもピチピチで軽口で、非常に良いです。
うまーい。

もしかして【村祐】の亀口って、みんなこんな味わいなのでしょうか?
であれば、純吟の亀口もぜひ飲んでみたいところです!

続いてはこれ。
【五凛 純米生酒 山田錦 山廃仕込み】


わかる方はわかると思いますが、「かがた屋頒布会」の4月の商品です。
通常の【五凛】は即醸仕込みなんだそうで、山廃では仕込まないらしいです。

で、飲んでみると。
とろみのある旨味と酸味が滑らかに入って来て、純米とは思えない味わい。
吟醸香はほぼないので、食中向きの造りですね。
飽きのこない味で、すいすい飲めてしまいます。


「かがた屋頒布会」が出たので、もう一本。
【舞姫 大吟醸 10年熟成 原酒】


【翠露】で有名な舞姫酒造の、鑑評会出品酒用大吟醸を10年寝かせた原酒だそうです。
こういうのは、期待半分不安半分なんですが。笑

飲んでみると、予想以上にクリアな味わい。
洗練された甘酸のバランスと、落ち着いた吟醸香で、酒としての完成度は非常に高いと思いました。

が、若干感じられる老ね香。
個人的には、熟成香はあまり好みではないので、旨いには旨いのだけどそれほど手が伸びないのが現状ですな~。


さて、以下は友人が持って来たお酒。
【根知男山 純米吟醸 五百万石】と【根知男山 純米吟醸 越淡麗】です。


1升瓶のが「五百万石」。
720ml瓶は「越淡麗」、通称「Aコレ」です。

どんな味わいでしょうか。

まず五百万石のほうから。
口当たりに甘味がふわっと出て来ます。
酸味とのバランスは非常に取れていて、口当たりの柔らかさもあるので飲みやすい。
口に含んだところから、喉を通るところまで、一貫して強くはないがくっきりした甘味が流れていきます。
噂に違わず、うまいね~。

次に越淡麗。
こっちは、口当たりはすっきりした旨味と酸味。
口で転がすと、甘味がふわっと出てきます。
喉を通るときはほんのりピリッとした辛みで〆る感じ。
キレがいいですね。

個人的には、一口でいろいろな顔を見せる越淡麗のほうが好みかなあ。
いや~、でも【根知男山】は旨かった。


肴はこんな感じ。

・はまち、飛び魚、帆立のひもの刺身
・冷や奴
・鮭蒲鉾


・牛肉、アスパラ、ジャガイモの煮物

白髪ネギ、和芥子を添えてみました。


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