Sinks in Alcohol

節操なくお酒に沈む、ある酒飲みの半生

陸奥八仙 えんぶり

2009年04月04日 | 日本酒
先日、友人と宅飲み。
「お互い、そろそろ開けてないやつたまってきたでしょ?」ということで、未開封パーティとなりました。

まずはこれ。
【桜吹雪 大吟醸 生酒】


かがた屋頒布会、3月の商品。
【賀茂金秀】の蔵のお酒で、千本錦40%精米の大吟醸です。

そして飲んでみると、コイツが旨い!
godanismの好みの路線一直線。
ストロベリィのような甘い吟醸香に、バランスの取れた甘味・酸味。
かがた屋頒布会の商品、今まで4本ありましたが(鳥海山、山本、あぶくま、桜吹雪)、godanism的好みなお酒第一位は間違いなくこれです。
しょっぱなから旨いやつを開けてしまった。
う~ん、ヒデキ、感激!


続いては、【くどき上手 純米大吟醸 亀仙人】。


過去のブログをチェックしたら、この「亀仙人」だけをトピックにしたエントリが見つかりませんでした。
去年も買ってるんですけどね、いかんせんこの時期はうまいお酒が目白押しなので、他のお酒の紹介で手一杯だったのでしょうか。(汗)

さて、毎回はずれのない【くどき上手】。
「亀仙人」は「亀の尾」を45%まで精米して作られた純大ですが、コイツもはずれません、はずしません。
【くどき上手】特有の上品な香りと、濃いめの甘味を牽制するかのようにすうっと出てくる酸味。
これこれ、大好きですよ~。
亀の尾らしく、後口にシャープな苦みがほろっと来ますが、それが苦手でない方にはぜひ。


続いては【而今】2連発です。

【而今 純米吟醸 五百万石 無濾過生】


【而今 純米吟醸 山田錦 無濾過生】


「五百万石」は、godanismが初めて口にした【而今】。
初めて飲んだときは「十四代みたいだ!」と思ったものです。
今はそんな感じはなく、【而今】ブランドが確立している。

とりあえず今期の【而今】は去年と比べて格段に旨くなっていると思います。
なんというか、フレッシュな中にも澄んだ旨味がしっかり溶け込んでいるような。
いやぁ、旨い!


続いてはこれ。
【大信州 純米大吟醸 仕込二十九号】


【大信州】は当初、辛口のお酒というイメージがあったのですが、今年に入って純大吟の「仕込十四号」を飲んでがらっとイメージが変わりました。
ふんわりした甘味と嫌みの無い後口、すいすい飲めてしまう危険なお酒です!

この「仕込二十九号」も、非常にすっきりした口当たり。
フルーティな吟醸香にふんわりした甘味と酸味の絶妙なバランス。
生酒とはとても思えない味です。
これはちょっと熟成してみます。


さて、表題のお酒、登場。
【陸奥八仙 えんぶり】


スペックは華吹雪55%精米、無濾過生原酒です。「喜八」マークが左下に入っているので、おそらく小山さんでしか買えないのでしょう。

【陸奥八仙】もはずれの無いお酒だと思っていますが、コイツもご多分に漏れません。
封開けから香るマスカット系の吟醸香、フルーティな甘味・酸味!
バランスの良さ、余韻、言うことないですね~。
3000円ちょっとなら間違いなく”買い”のお酒です!


というわけで未開封だったものを紹介してみました。
いくつかはまたじっくり味わって載せてみようと思っています。