Sinks in Alcohol

節操なくお酒に沈む、ある酒飲みの半生

豊賀 特別純米 直汲み無濾過生原酒 仕込み7号

2011年12月14日 | 日本酒
前エントリに引き続いて、この銘柄の登場です。

【豊賀(とよか)】


規格も前回とほぼ一緒。
しらかば錦100%使用、精米歩合59%。
ただ、前回のものは「中取り」だったのですが、今回のは「直汲み」。



仕込み7号。
う~~~っすらと、裏ラベルには「マル七」のバックプリント。

さっそくレビューにいきましょう。


上立ち香はほんのり甘い香り。
軽いタッチの香りで、少し吟醸香を感じます。

口に含むと、舌先には酸、じんわりと広がるように旨味。
含み香は弱めで、丸い口当たり。

口の中で転がすと、ピチピチとした発泡感を少し感じます。
上顎からは渋味。
旨味の要素は中間でけっこう広がります。
ここへ来て、含み香には少しビター系の苦みも含まれるように。

後口は酸渋で〆。
鼻に抜けるのは生酒らしい、ほんのり甘みの乗った香り。
余韻の甘みはスパッとなくなりますが、旨味がたなびくように少しずつ消えていきます。


仕込み5号と比べると、こちらのほうが全体的に軽めの印象。
また、ガス感もこちらのほうが強めでした。
中取りに対して、直汲みであることの差はそういうところに出るのでしょうか。

仕込み5号と仕込み7号、封切りを同時に行いました。
実は封切りのときはそこまで大きな差を感じなかったのですが、2週間経ってけっこう違いが出てきましたね。
godanismは仕込み7号のほうが好みでした。


アテは高野豆腐の煮物。