Sinks in Alcohol

節操なくお酒に沈む、ある酒飲みの半生

蔵王 純米吟醸 生原酒

2011年08月16日 | 日本酒
godanism、今年は宮城プッシュです。
今年頭からそう決めていました。
今回も宮城のお酒。

【蔵王(ざおう)】


宮城県の蔵王酒造のお酒。



今年5月出荷の生酒です。



使用米は美山錦と山田錦、と書いてあります。
酒販店さんからの情報によると、麹米が山田錦、掛米が美山錦。
精米歩合50%の原酒です。

さっそくレビューにいきましょう。


上立ち香は上品な吟醸香。
香りからは、甘みは微かに感じられる程度で、旨味の乗りを予感させます。

口に含むと、すっと通るような旨味。
ほぼ同時に、渋味を伴った含み香が鼻に抜けます。

口の中で転がすと、じわっと酸が感じられてきます。
酸に押し出されるように甘みも舌先から出てきます。
香りには渋味があるのですが、舌には乗っかってきません。

後口は非常にキレよし。
締めは酸渋です。
鼻に抜けるは爽やかな吟醸香で、あくまでも芯にある旨味を補強するような、薬味のような立ち位置。
舌にじんわりと、甘みの欠片が残ります。
それがこの酒の評価を上げてますね。

こういうお酒は、減点方式では語れません。
だって、マイナスの要素が無いんだもの。
うめぇっす!

アテはしめじとほうれん草のソテー。


シンプルな料理と一緒に飲むと、際限なく飲めてしまうのは危険ですね~。