Sinks in Alcohol

節操なくお酒に沈む、ある酒飲みの半生

萩乃鶴 純米吟醸 備前雄町 原酒 19BY

2011年01月24日 | 日本酒
昨年11月、仙台に旅行に行った際に寄らせていただいた酒屋「いづみや」さん。
12月に入ってご案内いただいた商品がこれです。

【萩乃鶴 純米吟醸 備前雄町 原酒】


蔵に眠っていたお酒で、書いてありませんがいわゆる「セメ」の部分です。





19BY、ずっと蔵保管でした。
で、先月出荷。

さっそくいただいてみます。


嗅ぎ香はすうっと通るような吟醸香。
ほんの香る程度の香りです。

口に含むと、ふわっと旨味が感じられてきます。
遅れて甘み。
非常に綺麗な味わいです。

口の中で転がすと、奥のほうに酸が出てきます。
しかし果実感のある味わいではありませんし、旨味も強く感じられてきます。
まろやかで、どこにも引っかかりの無い口当たり。

この段階で確信します。
ああ、これは燗にしても相当旨いな、と。。。(実際試しました)

後口のキレもバツグン。
鼻に抜ける香りは、ここへ来て華やかさを出してきます。
ピリッと辛みを効かせて、余韻は渋みでフェードアウト。

う~む、旨い。
雪冷えの状態でこれだけ旨いのに、燗でも相当旨い酒です。
減りが早い!(涙)

個人的に、今さらですが「宮城」がけっこうアツいです笑

風の森 特別純米 無濾過生原酒 笊籬採り こぼれ酒

2011年01月24日 | 日本酒
1週間ぶりの更新でございます。

今月は外飲みが多い関係で、なかなか自宅の酒が消費できず。
ブログの更新もままならず。

いちおう今日は一息ついて、家飲み出来そうなので。
先週の「未開封パーティ」で開けたお酒がたんまりあるので、そのレビューでもぼちぼちやってこうかと、そんな次第です。

まずはこれ。

【風の森 特別純米 無濾過生原酒 笊籬採り こぼれ酒】


「未開封パーティ」まであと数日に迫ったある日、何気なく覗いた笹塚の「本間酒店」。
一目惚れで買ってしまいました。

通常の【風の森】とは表ラベルが全然違います。
で、「こぼれ酒」とか書いてある。

これは「買い」でしょうと。



「秋津穂」100%使用、65%精米。
左下にあるように、21BYです。

「いかきとり」という独自の上槽方法を使っています。
なんでも、搾るときに一切空気に触れさせないようにする方法だとか。

ともあれ、さっそく飲んでみましょう!


嗅ぎ香は艶のある甘い香り。
口に含むと、発泡感がまず感じられます。
少し遅れて果実感のある酸。

口の中で転がすと、トロミのある旨味がふわっと。
酸が顎のほうへ移動するとともに、少し渋みが感じられてきます。

鼻に抜ける含み香は、爽やかな吟醸香。
酒質はすっきりしていると思うのですが、含み香が甘いので全体としてはかなりボリュームを感じます。

後口は渋味で切る印象。
余韻にも渋みが残りますが、キレよく収まるので、すいすいいけてしまいます。

クセのないまろやかな酒質で、新酒がたくさん出回る今の時季に飲むと、すこぶる旨いです!


「未開封パーティ」で飲んだ順番としてはかなり後なのに、なぜこれを一番最初にご紹介したかと言うと。
もう残りがあまり無いからでした!
一番減りが早いんですね~(^^;