Sinks in Alcohol

節操なくお酒に沈む、ある酒飲みの半生

鍋島 純米吟醸 雄町 生酒

2010年05月10日 | 日本酒
やっと開けることができました。

【鍋島 純米吟醸 雄町 生酒】


佐賀県の銘酒といえば、私の中では【東一】と、この【鍋島】。
丁寧に、安定感のあるお酒を提供する、全国でも数少ない地酒蔵だと思います。



岡山県産雄町100%使用、精米歩合50%の純米吟醸酒。

godanism は、【鍋島】を買うのが久しぶりです。

さて、期待して開封。


嗅ぎ香は、穏やかに香る吟醸香。
若干フルーティですが、派手な香りではありません。

口に含むと、ほんの僅かな発泡感とフルーティな酸。
すぐに甘みが追いかけてきます。

口の中で転がすと、ピリピリしたガス感とともに、とろみのある旨みがふわっと。
酸は、口の奥のほうでおいでおいでをする感じ。

喉を通るときに甘みと酸がしっかり出て、輪郭を作ります。

酸を軸にしたフルーティな後口で、キレよく、次の杯が欲しくなる。


【鍋島】の凄いところは、ものすごく「次の杯が欲しくなる」酒だというところ。笑
しかも、単品でも食事に合わせるんでもいけてしまう。
酒質のきれいさ、酸の出方、甘みとうまみのバランス、どれもが秀逸。
さすがの一言。
うまいですね!

よく行く居酒屋のご主人が、「鍋島を取り扱っている酒屋さんは貴重」と言っていました。
まさに、そういう酒質のお酒です。



おつまみ。
・しめじと水菜のソテー
・バターで焼いた出し巻き卵
・冷や奴