今日の映画は、製作・監督・脚本をジョン・ブーアマンが一人でこなした「エクスカリバー」。 アーサー王伝説に基づいた英雄ファンタジーです。
勇猛な騎士ウーサーは、敵対する男の妻に横恋慕の末に略奪。 その二人の間に生まれたアーサーは、聖剣エクスカリバーに選ばれた王となり、戦乱の世を平和に導く君主となるが、王妃グェナヴィアと信頼厚い騎士ランスロットの不倫に衝撃を受け、傷心のあまりにエクスカリバーを捨ててしまう。
王国が荒廃する中、円卓の騎士達が、病魔に倒れたアーサーをよみがえらせる為、奇跡をもたらす聖杯を探す旅に出るが、そのほとんどは生還できずに終わる。
一番若い騎士パーシヴァルが、やっと聖杯を持ち帰り、アーサーは元気を取り戻すが、盟友の魔法使いマーリンは、アーサーの異母姉モーガナにより迷宮に閉じ込められたまま、再会叶わず。
そのモーガナの魔法に惑わされて関係した末に誕生したアーサーの息子モードレッドは、悪行の末に、王国を乗っ取りにやってくる。
アーサーは、再びエクスカリバーを手に、最後の戦いに赴くのだった・・。
今回の映画バトンで、SFではなくこの作品を選んだのは、このドロドロのドラマの印象が強かったせいでしょう。
今見ると、特撮などたいしたことなく、どちらかと言えばヤボッたい出来なのですが、あの長い叙事詩をわかりやすく配分してあるのは見事です。
アーサーとグェナヴィア役の俳優さん(ナイジェル・テリー&シェリー・ルンギ)に、だいぶ後、「青春のコビントン・クロス」という獅子心王リチャードの時代のTVドラマシリーズで再会出来たのには、感激しました。