ガチャコのお絵かきブログ

私、ガチャコがアニメ・コミック・ドラマ・映画・音楽その他について、イラスト付きで語ります。

選ばれしもの

2007年05月30日 | アニメ

今回より、お絵描きブログ3年目に突入ぅ~! 投稿絵の出来不出来はともかくも、定期的に描き続けられて来て、とりあえずウレシイ。

かつて高度な科学力を持った古代クエントより発生した好戦的な異能者達は、本来の平和な文明から反する行為(他星系への侵略)を行なったために鎮圧されたが、長い時をへて復活し、その死後も記憶・知識を移植したコンピューターを媒体に、巨大な意識集合体として、多くの人類社会を支配するようになった。 それはワイズマンと呼ばれし神。 
野望を達成した神は後継者を求め、異能者パーフェクト・ソルジャー(PS)を人工的に作り出すことを試みると同時に、過酷な環境において、強い戦闘力を発揮する能力者を自然発生させるため、星間戦争を起こさせる。
人型兵器アーマード・トルーパー(AT)の驚異的な使い手として、数々の戦場を渡り歩く傭兵キリコ・キュービィーは、小惑星での潜入作戦に参加した際、謎めいた裸体の美女を発見する。 彼女こそが、改良の末に出来上がった究極の戦士、PS・プロトワンだった。 
この出会いをきっかけに、キリコの運命は大きな流れに取り込まれていく。 

ファーストガンダムと同様、20年以上前の初回放映当時から、コアなマニアに指示される硬派リアルロボットアニメ「装甲騎兵ボトムズ」。
今回、キリコを描くにあたり、作品を特集した雑誌(日経キャラクターズ!)を読んでみたら、古典SF「銀河帝国の興亡/A・アシモフ」の如く壮大な物語設定だったのに驚愕。 昔見てた時は、ここまで圧巻なとらえ方は出来なかったなぁ・・・。
戦争描写などはハードボイルドな感じですが、ドラマ部分は人間臭く、庶民的なところが共感。 ATの丸っこいデザインも結構ツボだ。
そして、大きな流れに運命を弄ばれるも、自分を貫く寡黙な戦士キリコのキャラクターが最大の魅力の作品です。
コメント (5)

BUTTERFLY Ⅲ

2007年05月28日 | Portrait with Nature

風邪を引きずりつつも、いつものように週が明け帰宅してみたら、世間で事件が多発していて、ぅわお!です。 なんかコメントのしようが無い感じ。

咳がまだ治まりませ~ん。 かなり以前、花粉症の鼻水を抑えるために、市販の薬(鼻の内部にスプレーするタイプ)を使ったら、喉が乾燥しすぎて咳になり、周りから結核では?と言われまくって以来の症状です。 でも、いいかげんもう直るはずだよ、多分。

喋々をモチーフに描いていますが・・・、本当に最近、大きい蝶は見かけなくなりました。 バラ園とかには、黒アゲハが飛んでいますが、カラスアゲハはサッパリいませんねぇ。
コメント (6)

BUTTERFLY Ⅱ

2007年05月27日 | Portrait with Nature

暑いかと思えば、雨降ってまた涼しくなったりして、その影響か体調が全然回復しない。 というか風邪の治りが悪く、今だ咳が出てて、パッとしない。 (*_*)

春の花ほころぶ頃は、ポツポツ蝶を見かけたけど、ここ最近は全然・・・。
キャベツ畑に行けば、モンシロチョウ飛んでいますかね。 
花々が大量に並んでいるホームセンターでは、蜂が一生懸命働いてたけど、蝶はいなかったよ。
コメント (2)

BUTTERFLY

2007年05月25日 | Portrait with Nature

毎日暑い・・・。 長期予報によれば今年の夏も暑い上、水不足の恐れ有りとか。
とはいえ、本格的に蒸し暑~いまでには至らないので、花とか喋々とか描きたくなるシーズンでもあります。

奇数月に描いている動物シリーズですが、今回は昆虫類になりました。 
喋々はテキスタイルデザインに取り入れてみたかった素材ですが、構想の通りにはいかず、適当に遊ばせたようになりました。
この先、さらに魚とかも出てくるようなら、with Animalじゃなくてwith Natureに替えないとダメかしら。 Creatureだと、含むエイリアンて感じだしな。
コメント (4)

夢の家

2007年05月23日 | コミック

今日は午後休みを取って美容院へ行ってきた。 暑い・・・、体が暑さについて行かなくて疲れた。
昨夜の「セクシーボイス アンド ロボ」が、先週の人質立て籠もり事件に配慮して、放送内容が過去のものに差し替えになってしまってガックリ。
でもまぁ、同じ話を二度見ても面白いから許すけど、本来放送予定の話はやってくれないんだろうな、多分・・・・。

24年組最後に取り上げたのは、大島弓子「つるばらつるばら」。
富士多継男は、物心つく前から、バラの垣根と石段と木のドアのある家に行きたがり、ズボンよりスカートを履きたがる変わった子供だった。 
思春期を迎えた中学の頃、初めて好きになった同級生男子に手酷くはねつけられた継男は、ガス自殺を図るが、両親に気づかれ事なきを得た。 
そのことがきっかけとなり、自分の前世が“たよ子”という名の女性だったことを知った継男は、たよ子を亡くした夫が住んでいるバラと石段のある家を、ふたたび探し始める。
様々な出会いを繰り返し成長した継男は、全身整形でたよ子の容姿を手に入れ、銀座の高級ゲイバーに勤めながら、あの家を探し続ける。 前世の記憶に残る、たよ子の夫にもう一度出会うために。 
だが、その機会が訪れないまま歳月は流れ、年老いて足腰も弱くなった継男が、野垂れ死にできる場所を見つけようとしたその時、彼の目の前にバラと石段と木製ドアの家が現れる・・。

大島さん作品は、華奢で繊細な線と絵柄ながら、読んでいて痛い。 話展開を辿った後は、何か澱のようなものが残っていたり、あるいは救われたりと、いろいろ考えさせられるところが多いです。
以前取り上げた「毎日が夏休み」や、「金髪の草原」の映画化や「秋日子かく語りき」(NHK夜の連ドラ)、「素晴らしき朝食」(夜にも奇妙な物語の一話)のように実写ドラマ化が多い大島作品ですが、この「つるばらつるばら」も見てみたいような・・。

コメント

魔の邂逅

2007年05月21日 | コミック

昨日の日曜、好天の下、袖丈の短いシャツで買い物に出かけたら、腕に早速赤い斑点が・・・。 
これが将来、シミになるのだろうか。 気をつけなければならないのはわかってはいるけど、そこまでやってられない今のトコ。

24年組漫画家さんの作品を懐かしんで、お絵描きをしています。

小説化志望の学生ジョゼは、同じ寄宿学校で全生徒あこがれの的である美貌の下級生ランジュと親の再婚によって義兄弟の関係に。 
休暇で田舎へ出かけた二人は、旧家の屋敷跡に残る温室を発見。 感受性の強いランジュは、そこにただならぬ気配を感じとる。
ジョゼが用事で出かけた夜、その温室から強く呼びかけていた魔性のモノは、とうとうランジュを虜にしてしまう。 
そのことに気づいたジョゼは、何とかしてランジュを取り戻そうとするが及ばず。 仕方なく彼は、ある嵐の夜、招いた友人達にランジュを一夜の相手として拘束させるのだった。 
魔性を出し抜いたつもりだったその翌朝、ジョゼの思惑は外れ、ランジュは温室に上着を残し、失踪してしまう。
やがて季節は巡り、荒れ果てていたあの温室が、冬の最中に甦り、艶やかな花の盛りを迎えたと知らされて、二度と来るつもりのなかったその場所に足を踏み入れるジョゼ。 それは追憶の中にあるランジュとの切ない再会の時でもあった。

萩尾望都「温室」(イケダイクミ原作)は、一見、ホラーに見えるものの、不器用な愛情表現しか出来ない主人公の痛恨の恋物語ともいえる作品。
本当に大事なら、自分を投げ出して止めればよかったのに、そうしなかったことを、延々後悔することになる幕切れとなりました。
コメント

そばかす天使

2007年05月20日 | コミック

まだ咳が出るものの、体調もだいぶ回復してまいりました。 
調子が悪いと、発想もお絵描きもヘタレにヘタり、色を付けるのも辛いだけなので、気持ちホッとしています。

萩尾望都の初期作品「ママレードちゃん」を題材にお絵描き。
男兄弟ばかりの家で育った、ボーイッシュな女の子ジョーの趣味はママレード作り。 
デザイン学校の生徒達と知り合ったジョーは、手作りママレードを差し入れているうち、デザイナーの卵ジェスと親しくなってゆく。 
ついに春が来たと思いきや、男の子だと勘違いされていたのがわかり、またもとのガサツな状態に戻るジョー。
デザイン学校生徒の発表会であるファッションショーのモデルが足をくじいてしまい、その代役に引っ張り出され、ジェスがデザインした喪服を着せられたジョーは、べそを掻きながらステージに登場。 そんな彼女の姿に、改めて魅了されるジェスだった。

服飾デザインの勉強していた萩尾さんの知識・体験などが織り込まれたラブコメ。 この時期一連のスレンダーな人物表現がすごく好きでした。 今の絵柄の骨太な感じからは想像できませんねー。
コメント

ラッキーな拾いもの

2007年05月18日 | コミック

風邪が治まらない中、年一回の健康診断があった・・・。
確実に落ちたと思っていた視力は昨年と同じだったものの、聴力がまた下がってしまった。 最近はイヤホンを長時間使うこともないのだが、老化には逆らえないらしい。

なんだかんだで集中力が足らず、とうとう新作が間に合わなかったので、3年前に描いた萩尾望都の初期作品「花嫁をひろった男」の絵(萩尾祭り用)を持ってきました。
ある夜オスカーは、仕事帰りに花嫁衣裳を着けた女の子キャンディを拾うが、彼女は結婚式当日に花婿に死なれて自暴自棄になっていた。 それも3回連続で!
花婿殺しの真犯人と疑われて、刑事から付け狙われているキャンディをほっておけず、4度目の結婚相手に名乗りを上げるオスカー。
新婚旅行に出かけた先で、間一髪の危機に何度も襲われたオスカーは、彼女が無自覚の殺人鬼なのではと疑い始めるのだったが・・・。

今や、並ぶものなき傑作の数々を手がける重鎮となった萩尾さんですが、ライトコメディも沢山描いていた時期もありました。 古きよきハリウッド映画っぽい洒落た感じが楽しい♪

そういえば、○リバリバリュー(いろんな業界のセレブを取り上げる番組?)見ましたよ。 
同じ局で「地球へ・・」を放送している関係からか、竹宮さんが登場~! 当日、番組欄見てビックリ。 昔から露出度の高い作家さんだったので、思わず、先生~フケましたねと思いつつ、相変わらずの精力的な活躍ぶりにうれしくなりました。 旧作をキレイな印刷(&カラーも復元)で再販してもらいたいです。
コメント (4)

彼のハートはバイオリン

2007年05月16日 | コミック

体調が好転しないので、とうとう医者に行き、抗生物質と鼻水・咳の薬を貰ってきました。 
鼻水止めの薬で喉が乾燥するせいか、それもまた咳になり、あまりいい効果とは言えず。 これほど周りから、大丈夫?大変そうですねーなどと同情の声を掛けられてばかりも珍しい。 (=_=)

竹宮惠子作品を題材に、お絵描きをしていますが、昔の漫画単行本を引っ張り出してみたところ、あっ!この話、えっ!その作品、あれもこれもツンデレ美少年が主役ではないですか~!
私の好みもこれらによって形成されたいたわけねと、今さらながら納得。

才能あるクラシック音楽家達の人間模様が綴られる「変奏曲」などの一連のヴィレンツシリーズに登場する主役の一人、エドナンことエドアルド・ソルティも相当なツンデレ。
スペインの名家の庶子として生まれ、音楽の道を志す為に家を捨て、多くの葛藤を乗り越えて芸術家として大成する彼ですが、十分な愛情を与えられずに育ったヒネクレ者故、信頼できる仲間・友人・恋人に囲まれる生活を送るようになった後も、気まぐれな恋を求め続けるのでした。

高慢無礼で、負けず嫌いの意地っ張りなエドナン。 が、その美貌に猫なで声で迫られたら、老若男女問わず勝てる奴はいない。

コメント (2)

愛と憎悪とスポットライト

2007年05月14日 | コミック

風邪が良くならず、時々発作のように咳き込むので、家でも職場でも身の置き所が無い。 (>_<)

今週は、私がお絵描きを始めるきっかけになった少女漫画の大きな波である24年組(昭和24年前後に生まれた作家陣)の印象に残る作品を取り上げていこうと思います。

最近は大学で教鞭を取るのがメインになってしまった竹宮惠子さんは、かつては魅力的な美少年キャラを数多く生み出した作家さん。
このブログでも、「ウェディング・ライセンス」「姫くずし」「イズァローン伝説」などの作品絵を描いてきましたが、今回は芸能界を舞台にした愛憎劇「スター!」。

人気を確立していた若手俳優兼歌手のアーニィは、あなたの大ファンだと言って近づいてきた少年ボビーに興味を持ち、マネージャーの反対を押し切って付き人として側に置く。
野心剥き出しのボビーは、まずマネージャーを罠にはめて追い出し、その後釜に座ったかと思えば、バックバンドを手なずけ、バンド共々独立し、アーニィを完全に凌駕したかに見えた。
それまでどんな目にあわされようと、この業界ではよくあることだと、達観していたアーニィだが、彼の婚約者を籠絡しようとして失敗したボビーが、代わりに不治の病に侵されていた彼女の弟を自殺に追い込んだことに深く傷つき、復讐を決意する・・・。

ドロドロの展開がこれでもかなお話ですが、これがたったの55Pで語られているのがスゴイ!
アーニィとボビーはその立場、才能の違いあれど、実はお互いが強く惹かれあっていたという設定が、深読みをするたびに面白く、また切ない味わいに。
ボビーはアーニィに無意識に認めて欲しいが為、野望に突き進んだあげく、彼を追い込み、行き場の無くなったアーニィは毒杯をボビーに渡すことで、自身の想いに決着を付けるのです。 
アーニィの「許せないが、憎めない」というセリフが何とも苦い。
コメント (2)