ガチャコのお絵かきブログ

私、ガチャコがアニメ・コミック・ドラマ・映画・音楽その他について、イラスト付きで語ります。

凍てつく季節のタンゴ

2006年01月30日 | 耽美な冬

目を合わせた相手に、1分間幻影を見せる能力を持つ美堂蛮と、電撃を放つことの出来る天野銀二のコンビは、依頼によって獲られたものを獲り返す「Get Backers 奪還屋」。
異種能力者のアクションが主体の作品ながら、妖しい魅力のキャラクター達が、なんとも耽美なこのアニメ。 特に美堂蛮の邪眼には、いつもクラクラさせられっぱなしです。

今回のタンゴ絵は、以前一度描いたものの、出来がいまひとつだったので、改めて挑戦してみたのですが、今度もまた、ダンスの動きをうまく表現出来ませんでした。 これといったものになるまで、何度でも描きたいお題です。

耽美キャラクター描きも今回でひとまず終了。 参考資料との兼ね合いもあって、描き続けられるか案じていましたが、なんとか持ちました。
最後の方になって、「巌窟王」「スピード・グラファー」「ラーゼフォン」「ヴァイス・クロイツ グリーエン」等々、思いついたのですが、それらはまたの機会にでも。

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残照

2006年01月28日 | 耽美な冬

地球から離れて、遠くの銀河に居住を移した人類社会。 独裁者が牛耳る銀河帝国と、そこから造反した自由惑星連合の二つの国家は、150年の長きに亘って、攻防を繰り返していた。 
その銀河帝国において、最愛の姉が皇帝の愛人として召し上げられた事をきっかけに、腐りきった階級社会を正す力を手にする野望を抱いたラインハルトは、帝国士官学校に入隊する。 
幼なじみのキルヒアイスと供に異例の速さで頭角を現し、遂には司令官職に付くまでになったラインハルトだが、帝国内での内戦の終結後、暗殺者の凶弾に襲われる。 その運命の時に、彼の代わりに倒れたのは、キルヒアイスだった・・・。

大河ロマンと呼ぶべき「銀河英雄伝説」。 第一期の最後に起こる悲劇は、シリーズ通してもっとも耽美な雰囲気に満ちていて、悲しく美しく切ない余韻が好きなところです。
それにしても、大好きなキルヒアイスをやっと描けたというのに、こんなシーンになってしまうとは・・。
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黒き翼の妖(あやかし)

2006年01月27日 | 耽美な冬

耽美系はどうしても怪奇幻想ものと被りがちになりますが、前回と同様、鬼がかかわる作品「Tactics」を、今回はセレクト。

民俗学者の一ノ宮勘太郎は、子供の頃からあこがれていた鬼喰い天狗が封印されている祠を発見し開放、鬼より遥かに強い「春華」という名前を与えて捕縛した鬼喰いと、同様にこき使っている妖狐のヨーコとともに、騒がしい共同生活を始めるのだった。 裏で妖怪バスターを営業する彼らの前には、次から次へと、妖しい事件が飛び込んで来る・・。
私は原作コミックのファンなのですが、アニメシリーズは本家と違ってシリアス度が高く、オリジナルな話も多いので、別モノと見たほうがいいでしょう。
春華は水もしたたる色男で、光りモノ(ビー玉とかガラス細工)が好きなわりには、なぜか鯖が苦手という変な奴。 実は過去の記憶を無くしていて、本人が意識していない凶悪な面を持っている辺りに、またソソられてしまいます。
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傀儡使い

2006年01月25日 | 耽美な冬

いにしえより、破壊的な鬼(ガサラキ)を呼び出す能力を持つ豪和一族。 豪和家四男・ユウシロウは、鬼を呼び出すガサラの舞を舞える唯一の余流能楽伝承者であり、豪和グループの開発した二足歩行兵器TA(タクティカル・アーマー)のテストパイロットでもあった。
陸自のTA実験チームと供に、外国での暴動鎮圧に派遣されたユウシロウは、そこで同じ能力を持つミハルと出会い、自分が豪和の血縁ではなく、身代わりに利用されていたことを知る。 ミハルと供に逃走した彼は、世界の均衡を紛争で崩そうとする組織と戦うことを決意するのだった。

リアルロボットものでありながら、耽美と幽玄が交錯する「ガサラキ」。
私はユウシロウの顔が好きなのですが、好きなのが災いして、うまく描けませんでした・・。 平安朝の武士の姿の彼もなかなかです。
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不滅の恋

2006年01月23日 | 耽美な冬

今月限定で、耽美系キャラクターを描いていますが、残りもわずかとなってまいりました。
かつて撃退した、人類の天敵・堕天翔(だてんし)族が1万2千年ぶりに復活した為、遺跡から発掘された合体機械兵器アクエリオンを駆り、特殊能力を持った少年少女達が、激しい戦いを繰り広げる「創聖のアクエリオン」。

今回描いたのは、主人公と敵対する堕天翔族の戦闘司令官トーマ(プラチナブロンド)と、その昔、彼とは相思相愛だったにもかかわらず、人間の女戦士セリアンと恋に落ち、人間側に立つことになったアポロニアス(赤毛)の二人です。
最近まとめて、最後の方を見終わったのですが、敵対していた堕天翔トーマ、アポロニアスとセリアンの直系の子孫シリウス、そしてアポロニアスが転生した少年アポロの3人が、アクエリオンで合体し、崩壊寸前の地球を復活させるという荒業というか奇跡を起こす終幕にはビックリ。
「1万2千年後に、また会おう。」のアポロのセリフには、今となっては、ただ涙です。
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黒と紫の貴公子

2006年01月21日 | 耽美な冬

引き続き「吟遊黙示録 マイネリーベ」より、シュトラール候補生の筆頭と見なされるルードヴィッヒと、日本から留学しているナオジの二人。

ルードヴィッヒもオルフェ同様、侯爵家の出身ですが、母が王族なのでさらに格上な存在。 常に取り巻きに囲まれていますが、本人は一歩引いた所で、すべてを見渡しています。
ナオジは古風な武士のように文武両道で、謙虚で誠実な人柄。 どちらかと言えば、陽のオルフェよりも陰な雰囲気のルーイの方に惹かれているようです。
ゲームをやるとしたら、私はナオジ狙いで行きますね。 絶対!

ところで、80’S ダンス ポップ サミットなるイベントで、以前取り上げたリック・アストリーが来日とのこと。 新聞広告を見て、思わず吠えてしまった私ですが、料金高っ!!
おまけに花粉症真っ盛りの3月中旬だし、仕事が大変な時期だし、どー考えても無理なので、2月に発売の来日記念盤を買うだけで我慢しよう、取りあえず。

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白と青の貴公子

2006年01月20日 | 耽美な冬

1935年のヨーロッパ。 列強の狭間で伝統を維持するクーヘン王国の国政を担うのは、シュトラール(使長)と呼ばれるエリート達。 将来、シュトラールの座に着くだろうと予想されるのが、ローゼンシュトルツ学園の5人の青少年だった。

恋愛シュミレーションゲームをもとにTVアニメ化された「吟遊黙示録 マイネリーベ」が、まさかの続編放送! (1月22日よりアニマックスにて。)
この手の分野では、他に超有名なシリーズがありますが、私はこれがお気に入り。 時間さえあれば、ゲームの方もぜひプレイしてみたいです。

今回は、アニメ版の主人公であり、もっとも王子様っぽいオルフェレウスとその親友エドヴァルド、二人のシュトラール候補生を描いてみました。
オルフェは、何の不自由も無く育った侯爵家のボンボンですが、最愛の姉を爆破テロで亡くしたことが、影となっています。
エドは子爵家の跡取りですが、生母の身分が低い為に、周囲から冷たい扱いを受けていて、そんな彼を色眼鏡で見ることなく付き合ってきたのがオルフェというわけです。 なかなか萌え~な設定ですよね。
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呪いの行方

2006年01月18日 | 耽美な冬

恨みを抱いた人間を地獄送りにする代償に、自らも死んだ後、地獄へ堕ちなくてはならない契約を交わす相手は「地獄少女」と呼ばれる閻魔あい。
いわゆる必殺仕事人な展開になる一話完結のTVシリーズですが、昭和レトロな雰囲気をただよわす日本人形美少女が、仕置きをするのが、とにかく見物。

放送も中盤を越えて、極悪人ではなくとも地獄行きになってしまったり、望んで地獄に行きたいという相手の希望を叶える為に、自分も地獄行きとなる無理心中のようなケースなど、単純ばかりでない話が出てきました。
どんな終わり方をするのか、行く末がすごく気になるアニメです。
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闇を狩る

2006年01月16日 | 耽美な冬

88~89年のOVA(全4話)、98年のTVシリーズにコミック版など、早い時期からメディア展開していた作品「吸血姫 美夕」。
人間界で悪事をなす妖魔(神魔)を、別次元に送る役目を背負った美夕はヴァンパイア。 かつて美夕に挑んだ西洋の神魔ラヴァは、逆に血を吸われて下僕となり、彼女と行動を供にすることに。

人形の姿をした神魔に恋し、永遠に彼女と添い遂げる為、自ら人形化してしまう美少年の話「操の宴」(OVA第2話)。 退廃にして和風なところが、特に気に入っていってます。
TVシリーズ最後には、突然、寺山修二「田園に死す」モチーフが強いエピソードが登場したりして、意外な展開に驚かされるホラーファンタジーですね。

話変わって、久々に映画に行って来た。
「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」面白い! このシリーズで初めて、面白さに興奮してしまいました。 どちらかというとファンタジーなクリーチャーの表現とかはどうでもよくて、主人公達が人間関係に悩んだりするのが、ドラマとしてよく出来ていて良かったのだと思います。

そしてついさっき、TVでアメリカ版「呪怨」見ました。 日本版のいいトコ獲りというのは否めませんが、外国で暮らす登場人物の心細さがスパイスになり、過去と現在が交差する流れも自然な感じでした。 一人で見ていたのですが、折りしも雨が降ってきて、怖さ増長で泣きそうになりました・・。
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バラと革命

2006年01月14日 | 耽美な冬

面長顔の耽美美形を描くのに疲れたので、オンナのコに逃げます。
名門私立高校を舞台に、世界を革命する力を得る為、決闘を繰り返すエリート達の愛憎の物語「少女革命ウテナ」。
突飛な設定にドロドロの人間関係、世にも華麗な美形が活躍するドラマは、TVシリーズ版、映画版とも面白すぎます。 (今回のイラストは、映画版を基にしました。)

濃いぃキャラ盛沢山の中でも特に印象深いのが、生徒会メンバー・有栖川樹璃(フェンシング部部長にして気高いお姉さま)を翻弄する高槻枝織(二股三股は当たり前美少女)。 あれほどタチの悪い女は、後にも先にも見たことが無いですねぇ。 キャラ設定だけとっても、いろいろ話の尽きないウテナです。

作品でも語られていましたが、世界を革命するということは、究極の自己改革。 自ら変わらなければ、その他も変えようがないですよ。 それが一番むずかしい。
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