本格的に暑くなってきて、お絵描きも減速しつつあります。
平日は、真夜中過ぎに投稿しているのですが、都合により夜中手前にしようかと・・。 曜日が移動する場合は、改めて告知します。
金子修介監督作品で思い出したのは、大島弓子原作の「毎日が夏休み」。
イジメで不登校になった女子中学生スギナ(佐伯日菜子・これがデビュー作)は、勤め先と折り合いが悪く、退社していた義父・母親の再婚相手(佐野史郎)と偶然出くわし、お互いの立場を偽装していたことが発覚。
二人は新しい人生を始めようと、自宅で「なんでも屋」を開業する。 が、これまでの生活に甘んじていた母(風吹ジュン)は、怒ったあげくに高給ホステスになって家から逃げ、家族はチグハグな関係に・・。
原作は、とても清清しい気分で、読み終えることができる名作ですが、映画版も娯楽的に仕上がっていて、仕事職人だがちょっと外れているキャラクターの佐野史郎さんが、見ていて楽しかったです。
風吹ジュンさんも、見え張りの意地っ張りなお母さんが、かわいらしくもあり、よくハマっていました。
「夏の陽射しに出来る影は濃くて深いけれど、人生にそんな影があっても、その裏には輝くまぶしい光が、絶対あるんだよ!」のスギナのセリフが心に眩しい作品です。