漫画/ハリソンさんはカノ紳士 Mr.Harrison is THE GENTLEMAN ― フランス通過編 ―(前半)

18世紀欧州が舞台の歴史ロマン。アヴィニヨンの薬屋小町クレールとハリソン&マルセル主従との運命の出会い。

予告編おまけ

2008年04月20日 20時53分06秒 | 第8話/標的

 ウォルポール氏は親戚や、大勢いる知人友人の協力を得て、、
ハリソン&トリストラム・シャディ氏との関係を探り、
ハリソンをしだいに恐怖のどん底へと陥れて行きます。
しかし、その報いで彼自身もハリソンによって、
作り物ではない「本物の恐怖の世界」を
垣間見る事に…。

第8話は4月26日(土)からの開始となります。

第8話登場人物紹介

2008年04月20日 20時51分45秒 | 第8話/標的

第8話予告編

2008年04月20日 20時51分32秒 | 第8話/標的
 パリのロイヤルパーク・ホテルで、
ノートルダム寺院の動物彫刻の
       お土産用コピー品を眺めるウォルポール氏


 1765年の9月に故ロバート・ウォルポール(1676-1745)元首相の四男、
ホレイス・ウォルポール氏(1717-1797)はパリを訪れています。

 この人、「中世大好き人間」の原型的な人です。
ゴシック好きが高じて、自宅をゴシック時代風に改築してしまい、
ゴシック小説の元祖「オトラントの城」を書いて、大ヒット。
その後に来る、英国ゴシック小説大ブームの
先駆けとなるのでした。

 ハリソンは甥のジョージの頼みで、ウォルポール氏と
リュクサンブールの木立で出会います。

 ウォルポール氏が「トリストラム・シャンディ」を
あまりにけなすので、ハリソンはつい弁護へと回ってしまいます。

 その態度にウォルポール氏は作家の直感で、
ハリソンとシャンディ氏との胡散臭い関係を
感じ取ってしまい、ある罠をしかけようと
心の内で計画するのでした。