バスに乗っていたら、3歳くらいの男の子とママが乗って来た。
車内は空席が多く、どこでも好きなところに座れる。
男の子は、嬉しそうに運転席のすぐ後ろを選び、一人で座った。
そのすぐ後ろにママが座った。
バスが動き出すとすぐに、男の子は言った。
「ママ、さびしくなあい?」
うふふ、可愛いなあ。
ママは、大丈夫よう、と答えた。
10数えないうちに、また言った。
「ママ、さびしくなあい?」
「大丈夫よ」
男の子には、意地がある。
ママと一緒に二人掛けの方に座ればよかった、などとは、とても言えまい。
「ママ、さびしくなあい?」
だんだん涙声になってきた。
可愛いなあ。
この子もいつかヒゲが生えて、声変わりして、反抗期がきて、ヨメサン貰う。
その時、もう一度言ってほしいなあ、
「ママ、さびしくなあい?」
車内は空席が多く、どこでも好きなところに座れる。
男の子は、嬉しそうに運転席のすぐ後ろを選び、一人で座った。
そのすぐ後ろにママが座った。
バスが動き出すとすぐに、男の子は言った。
「ママ、さびしくなあい?」
うふふ、可愛いなあ。
ママは、大丈夫よう、と答えた。
10数えないうちに、また言った。
「ママ、さびしくなあい?」
「大丈夫よ」
男の子には、意地がある。
ママと一緒に二人掛けの方に座ればよかった、などとは、とても言えまい。
「ママ、さびしくなあい?」
だんだん涙声になってきた。
可愛いなあ。
この子もいつかヒゲが生えて、声変わりして、反抗期がきて、ヨメサン貰う。
その時、もう一度言ってほしいなあ、
「ママ、さびしくなあい?」