二十代の半ばに仕事の関係で東京に立ち寄った事がある。目的は御殿場での研修で東京は通過地点であった。
それでも時間があったのでガRo編集部のある青林堂を訪ねてみようと、捜したが辿り着けなかった。
あきらめて神田の古本屋街をうろついて、珍しい本を十数冊買って帰ってきた。
この本の奥付をみると1982年とある。その頃に発売を待って、買った記憶がある。
本屋のレジの男子が「ボク青林堂に行ってきたんですよ」と嬉しそうに話しかけてきた。
「そうですか僕は東京で捜したんですけど、行けなかった」
「材木屋の二階にあるんですよ」と、うれしそうに語る男子。
そうか平田先生も池上先生も歩いたであろう、あの薄暗い階段を僕は登れなかったわけだ。
本のサブタイトルがしめす通り戦後の漫画史が語られている。
最初の項は長井編集長のガロ創刊時の苦労話や世間話で始まり、少しづつ話は煮詰まっていくのだが、ここで読むのをやめた。本の内容の全部がよみがえってきたからだ。
そうか、もう青林堂は無いのだ。
この本買っていたことも忘れていた。
いったことはないけど、なつかしいなぁ。
それでも時間があったのでガRo編集部のある青林堂を訪ねてみようと、捜したが辿り着けなかった。
あきらめて神田の古本屋街をうろついて、珍しい本を十数冊買って帰ってきた。
この本の奥付をみると1982年とある。その頃に発売を待って、買った記憶がある。
本屋のレジの男子が「ボク青林堂に行ってきたんですよ」と嬉しそうに話しかけてきた。
「そうですか僕は東京で捜したんですけど、行けなかった」
「材木屋の二階にあるんですよ」と、うれしそうに語る男子。
そうか平田先生も池上先生も歩いたであろう、あの薄暗い階段を僕は登れなかったわけだ。
本のサブタイトルがしめす通り戦後の漫画史が語られている。
最初の項は長井編集長のガロ創刊時の苦労話や世間話で始まり、少しづつ話は煮詰まっていくのだが、ここで読むのをやめた。本の内容の全部がよみがえってきたからだ。
そうか、もう青林堂は無いのだ。
この本買っていたことも忘れていた。
いったことはないけど、なつかしいなぁ。
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