机の上

我、机の上に散らかった日々雑多な趣味(イラスト・劇画・CG・模型・HP・生活)の更新記録です。

ゴールデンカムイの記事に思う

2024-03-08 07:52:17 | 日々是茶飲み話
 ゴールデンカムイの熱心なファンではないし、全巻を読んだ訳ではないので大きな事は言えないが、アイヌの事は大いに興味があるし勉強したいとも思っている。
 
 昔、白土三平先生のカムイ伝の予告を見た時に、これは北海道が舞台になるものと喜んだものだが、実際に連載が始まると違っていて落胆したものだ。
 テレビのポツンと一軒家を見ると本州は山あり谷ありと、随分と狭い処があり不便な処に住んでいるなあと思ってしまう。津軽海峡を境に本州と北海道では地形や生態系が違うと文献にある。

 確かに住んでいて、北海道は大陸のどこら辺から枝分かれしたのだろうかと思ってしまう。あきらかに本州とは異質で風景も違う。本州と北海道は血が繋がっていないのかも知れない。
だからと言う訳ではないが、日本の歴史にはコンプレックスを感じる。遠い関東や関西、四国や九州の歴史と伝統に距離を感じるのだ。北海道の歴史はたかが150年。明治の頃からか。
 豊臣秀吉も諦めた、この広大な土地は寒さと雪がネックのようだ。それは明治政府も同じで米の生産を禁止したほどだ。米など育たないというのが当時の見解のようだ。

 政府の目を盗み稲作に挑戦した人がいたおかげで、今日北海道米を食べられる。当時の政府も現在の政府も北海道を持て余しているように感じられる。農業なくしては国は成り立たない。

 日本の歴史というのは、米の奪い合いで人を殺してきた歴史だ。言い過ぎだだが、もっと言えば兄弟喧嘩や嫉妬や親子騒動等、小さい了見で、これまた人殺しだ。狭い所で天下とは・・・。
 北海道の歴史は150年だが、北海道はそれ以前からある。天上の神が泥の雫を落とした時から存在する。大昔の北海道人はどんな暮らしをしていたのか、そう考えながら雪割りをしている。

 相変わらず雪が降り寒い、今日この頃である。