G's Loft

がるるのロフト復活暫定版!
3DCGと趣味の車とかバイクの事とか色々

ブレードランナー2049

2017-11-11 23:12:21 | アート・文化

最近映画はオンデマンドで見ることが多いのだが、前作好きとしてこれは見ておくべきかと、イオンシネマ松本へ。

20:30からのレイトショーで見るため、昼寝などして万全の態勢で臨む。
何だか、「長い」って聞くしね。
客の入りは数えるほどで、スクリーンも思ったより小さかったけど、まあその分良いポジションで鑑賞出来た。
近所だけでも、アイシティシネマ、シネマライツと競合しているので、過当競争な感もあり。

見終わって外へ。
11時過ぎなので静か。
人通りもほぼなく、クリスマスイルミネーションだけが輝く。
これで雪でも降ってたら、階段に腰かけて空を見上げていたかもしれん。

内容については、賛否両論だろうな。
頭空っぽにして観て楽しめる、というのとは正反対の哲学的な作品なわけで。
前作は暗く退廃的な未来を描いて、それまでのSFの未来像を覆す衝撃を与えた傑作なわけだけど、今回はさらに暗い。
中盤はアクションシーンも少なめで、主人公の自分探しがメインで間延び気味。
終盤、前作の主人公デッカードのその後については、一応の結末を見せるんだけど、その後に待っているのは決して明るい未来ではなく。
AIに魂はあるのかという原作からの共通テーマは、ほかの作品でも散々語りつくされた感もあり、10年早く作ってればなどと思わなくもない。
主人公Kに感情移入すると悲しくなるので、デッカードの後日談だと思ってみましょう。
そういう意味でも、前作見てないと置いてきぼりなので、ビジュアルの進化も含めて正当な続編だと思う。
黒幕的な社長や、レジスタンスのその後など、最後はほったらかしなので、続編もありうるのかな。
まあ今作とは全く違った、バトルアクションものになってしまうかもしれないが。
その時主役は、人なのかそうではないのか?

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