渋温泉行の直前に起動しなくなったPCを修理。
最初の症状は、電源ボタンを押すと起動しかけるが、数秒で電源が落ちるというものだった。
その後は、フロントパネルの電源ボタンを押しても反応が無くなり、電源ユニットの主電源スイッチで同様の状態に。
今思えば、主電源スイッチでPCが起動しかけるというのがおかしかったのだが、最初は電源ユニットが逝かれたと思い込んでしまった。
電源ONでPCが起動しかけて落ちるという症状は、以前別のPCを組んだ際、電力の小さい電源で仮組して起動しない状態に酷似していたためだ。
一応、HDDや何やらを外したり、グラボを電力の低い古い奴に替えてみたり、一通り試して、電源の疑いが濃厚になった。(最悪はマザボだが)
と、ここまでは、旅行に行く前の話。
そんなわけで、甲府のPCショップで買ってきた電源に交換。
SilverStoneのET650という奴だ。
しかし、同様の症状で起動せず。
さて困った。
最悪のケース(マザボ故障)かもしれないと思いつつ、最小構成でテストするためにマザボをケースから取り外した。
で、フロントパネルの電源ボタンの配線を外したところ、主電源スイッチONで起動しかける症状が治まったではないか。
マザボの電源スイッチのピンをショートさせると、何とすんなり起動した。
という訳で、電源スイッチが壊れてショートしっぱなしになっていたようだ。
フロントパネルを分解して、マイクロスイッチを取り外してみると、これも壊れていないようできちんと動作する。
結局、フロントパネルのマイクロスイッチ取り付け部分の爪が経年劣化で開いて、スイッチが斜めになり、フロントパネルとの段差に引っかかって押しっぱなしになっていたという落ち。
外からだと、電源スイッチのボタン自体はスプリングが入っており、押してもきちんと戻ってきているので気が付かなかった。
大山鳴動して鼠一匹って感じだなあ。
まあ、結果的には電源周りの故障には違いなかったわけだが。
フロントパネルにスイッチを戻し、爪が開かないようにタイラップで固定して修理完了。
普通に起動しました。
余った電源ユニットは、次回また利用しよう。