ひまわり博士のウンチク

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荻窪BUNGA「みんなでワイワイコンサート」

2017年02月13日 | 音楽
 「アジア記者クラブ通信」の印刷・発送作業が終わった後、メンバーのひとり宮平真弥さん(『琉球独立への本標』の著者)が三線をケースに入れて持ってきているのを見つけ。「どうしたのこれ?」と尋ねた。
 「これから荻窪でライブ」
 「荻窪ならわが家の近くだ。行くよ」とつい気軽に応え、カミさんまで誘ってしまった。
 会場の「BUNGA」は荻窪駅北口から2〜3分の商店街の中にある。毎日のように通っているのに、ここにライブハウスがあるなど知らなかった。こじんまりして、しかも地下、隣の台湾料理店の方が目立つ。
 数年前からあるらしく、オーナーはプーさんと称する年配の男性で在日韓国人と聞く。みずから見事な発声で歌をうたう。店長はミナさんという美形の若い女性だった。
 宮平さんは満員になることはないと言ったが、豈図らんや、開演前に入ったにもかかわらず、ほぼ満席状態で、なんとステージ前の特等席だけが空いていた。エントリーした個人・グループが12組あり、全員が客席を楽屋代わりにしているのだから、満席になるはずだ。
 

 
 プログラムを見ると、肝心の宮平さんの出番は最後から二番目でしかも持ち時間は10分。しゃべりがほとんどで演奏は1曲だけ。
 出演者のほとんどは、素人のなかの「うまい奴」レベルで、プロレベルは2〜3組。こういったライブはそんなものである。しかし、そのへたくそがけっこう楽しめるから不思議だ。伴奏とは別の曲で歌ってしまったり、ギターのキーが合わなかったり…。間違うたびにカミさんは大喜び!
 
 ところが終盤になって、30年来の友人がいきなりステージに上がり、驚いた。
 

 
 客席から「真藤君」と呼んだら、声で特定できたのか「あれ、◯◯さん? なんで?」とそうとう驚いたようだ。こっちも偶然の出会いに驚いた。
 彼は真藤一彦君(左)と言って、出会った当時はまだかろうじて見えていた目が、徐々に視力を失い、現在は全く見えない。以前は彼の自宅近くの梅ヶ丘でライブをやっていたのだけれど、店が撤退してからはあまり音楽活動はしていないという。たまに全盲のギタリスト服部こうじ氏(右)とデュオを行っているそうだ。
 服部氏は濱ノ屋与太郎氏(中央)とともに「元祖ダラーズ」というコンビを組んでいて、彼らの演奏技術はそうとうなものだ。
 
 宮平さんの出番が少なくてがっかりしたが、けっこう楽しめたのと真藤君との久しぶりの出会いに、まあ満足できた。


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