やっと、キタ～～ッ！

　今年はじめて、灯油の巡回販売がやってきました。
　べつに待っていたわけではありませんが、メロディーを流しながらこの車がやって来ると、「いよいよ冬」という感じです。
　去年より12日も遅い初巡回です。

　しかし、わが家ではまだ石油ストーブを出していません。
　今年は10月になっても汗ばむ陽気の日が多くて、暖房のことはほとんど考えていませんでした。
　でも、子どもたちはすでに寝る時に湯たんぽをしていて、昨日は風邪を引いている那由のために、電気ストーブを出しました。
　たまにエアコン暖房を短時間入れることはあっても、石油ストーブまではまだまだと思っていましたが、そろそろなんでしょうか。

　暖冬と原油の高騰で、巡回販売は売れなければガソリン代で大赤字になってしまうので、石油会社もぎりぎりまで車を出すのを引き延ばしていたのでしょう。

　今年も灯油価格は18リットルで1,800～2,000円とかなり高い。
　ちなみに、4年前の倍です。
　ところが、今後販売価格が下がることも期待できるのです。
　暖冬と原油高で販売量そのものが落ち込み、消費者が灯油離れの傾向にあるため、売上げを維持するためには値下げ競争に走らざるを得ません。
　さらに、アメリカでは民主党のオバマが大統領に当選したことで、大不況を招いたカジノ資本主義にブレーキがかかり、原油へのなりふり構わぬ投資にも歯止めが期待できます。

　ま、分かりやすく言えば、使いもしないトイレットペーパーを、後で値上がりするからとスーパーの棚から全部かっさらっていくような手合いが、大損したので「やーめた」ということになるわけです。

　早晩、この狂乱物価は落ち着くとは思いますが、それまで凍えずに済むかどうか。

　一時は18リットル980円くらいで買えた灯油が、あれよあれよという間に2000円。それなのに、貴重な原油をインド洋で米軍の戦艦にたっぷりとサービスしようなんて、まったくもって日本の政府には愛想が尽きます。

　「もういいかげんにしなさい、バカッ！」

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