アジア記者クラブ11月定例会は、現在国会で審議が進み、与党自民党の数の暴力で強引に可決されるであろう「特定秘密保護法案」に関連し、元北海道警釧路方面本部長の原田宏二さんから話をうかがった。
原田さんは、警察の腐敗や非民主的な実情を出版や講演会などで告発し注目されている。
もともと隠蔽体質である警察は,いっそう広範囲に情報を収集し隠匿する。個人の犯罪歴や信用情報まで把握するようになるだろうと懸念を示した。
「町にある防犯カメラ、あれは防犯カメラではなくて監視カメラです。何を監視しているのかというと、一般の人ですよ。犯罪捜査に使う事よりもそれが中心です」
たしかに、防犯(監視)カメラは、人通りの多い商店街や駅などに設置されていて、犯罪の起こりそうな路地や小さな公園には設置されていない。
警察には公安警察といって、情報収集活動をするスパイ組織のような部門がある。原田さんは、「公安は警察の裏の顔であって闇組織、秘密保護法はその権限を強化する」と語った。
警察組織の内部事情から秘密保護法による権限の拡大まで、恐ろしい話を多分に聞いた。内容のすべては1月の『アジア記者クラブ通信』に掲載される予定である。
また、以下のサイトでは、映像でNHKのニュースが見られる。しばらくは閲覧可能だと思うが削除されるかもしれないので、見るなら早めに。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131129/k10013429751000.html
12月定例会も特定秘密保護法に関連して、月刊『創』編集長の篠田博之さんを招き、「雑誌ジャーナリズムは生き残れるか」と題して講演を行う。
日時:12月12日(木)18:45~21:00
場所:明治大学リバティタワー8階(1083教室)
通信は月刊で1部500円、年会費5000円で会員になると通信12か月分に加え、定例会への参加費が通常1500円のところ1000円に割引される。
郵便振替で送金すれば最新号から1年間定期購読できる。
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