フランス語の勉強ノート

フランス語を勉強していて、知らなかったこと、忘れていたこと、発見したことなどについて書いていきます。

続々複合過去と半過去

2006年10月18日 17時49分51秒 | 文法
2006年7月13日に複合過去と半過去について書きました。
あのときは、もう完璧だと思っていたのに、やっぱり完璧ではありませんでした。
フランス語教室でまたまたガツーんとやられました。

Une petite fille, tout habillée de rouge, se promenait dans la forêt.
Elle (devoir apporter) à sa grand-mère malade une galette.

devoir apporterは複合過去"a dû"だ!と思ったのですが、間違い。
複合過去にすると、もうガレットをおばあさんに持って行っちゃったことになるのだそうです。
「持っていかなければならない」状態が続いているので、ここは半過去。

La petite fille a frappé à la porte, elle est entrée.
Elle (avoir) peur car elle a compris que c'était le loup qui était dans le lit de sa grand-mère.


これは絶対半過去"avait"よね。
しかし、これも間違い。
半過去にするとドアをノックするときから怖くなってしまうのだそうです。
ドアをノックし、ドアを開けて入って、狼が寝ているのに気づいて初めて怖くなるという動作が発生するのでここは複合過去"a eu"。

Elle a trouvé un chasseur qui (tuer) le loup et (sortir) la grand-mère vivante du ventre du loup.

これは"a tué"に"a sorti"でしょ(自信たっぷり)。
こちらは正解です。

sortirのほうは「出て行く」ではなく、「~を出す」の意。

tuerのほうはパンダのグーグーの記事のおかげで正解となりました。
グーグーの記事のタイトルは、
L'homme qui a mordu le panda qui a mordu l'homme qui a eu mal
となっているのですが、最初なんだかよくわかりませんでした。
「痛かった男をかんだパンダをかんだ男~???」と思いましたが、そうではなく、頭から訳して「パンダをかんだ男にパンダが噛みついて痛いよ~」となるんですね。
un chasseur qui a tuéも全く同じこと。
「狼を撃った猟師を見つけた」ではなく、「女の子が猟師を見つけてから、猟師が狼を撃った」ことになりますので、文全体で「女の子は猟師を見つけ出しました。猟師は狼を撃って、おばあさんを狼のお腹から出し、助けてくれました。」となります。