75kbpsのインターネット生活

75kbpsのインターネットアクセスで作るブログ

本当に専門家なのか?専門バカなのか?

2011-03-12 21:50:00 | フィリピン生活
東北地方太平洋沖地震、大変なことになっているようです。
テレビから流される映像を見ても鳥肌が立つくらい凄いです。

幸い東北地方には知り合いは少なく、関東の実家も特に問題なく、不幸中の幸いでした。

さて、福島第一原子力発電所は非常に気になりますねぇ。
建屋が吹き飛んで、その原因が水素爆発と言われています。水が水蒸気になって水素と酸素に分離するには化学平衡から考えると相当な高温(たぶん700℃以上)が必要で、それにさらされるのは圧力容器内の水だろうから、水素が圧力容器と建屋の間にたまると言うことは、圧力容器にひび割れが発生しているのではないかと想像します。圧力を抜くためにベントを使って圧力容器内から水蒸気を大気放出したようですが、これが建屋に充満してしまう作りになっているとすると、構造欠陥だと思われ、ちょっと考えにくい。
となると、やっぱり圧力容器に漏れがあるんじゃ…と思ってしまいます。
しかし、テレビに出てくる大学教授やらNHKの解説者にはそんなこと言う人間がいませんねぇ。
専門外に想像が及ばないのか?不安を煽るような発言を止められているのか?
私は不自然な気がするんだけれど…。
そもそも原子炉の専門家と言うのは、核分裂の専門家であって、システム安全性の専門家ではないのでは…と不安になりますねぇ。
今必要なのはシステム安全性の専門家なんだと思うんだけれども。

今回の地震では自然現象の前では人間が無力であることを感じました。
原子力発電所は人知が全てをコントロールできることを前提に建設されていると思いますが、人知の想定を簡単に超えることが自然現象ではあり得ることを今回の地震が示したのだと思います。

人知を過信してはいけないということ。
また、復興では人間の力の凄さを示せるのではないか、
と期待しています。


最新の画像もっと見る