monologue
夜明けに向けて
 



たしは日本に修行にきた当時、こんな歌、ひかりのくにへを作ったことがある。
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     ひかりの くにへ  詞 曲 山下富美雄

暴風雨(あらし)嵐の海へ漕ぎ出すひとよ 雷光(いなずま)が今行く手を照らす
今はまだ君の時じゃないとだれかが耳打ちしているようだ
吹きすさぶ風に笑顔を向けて まだ見ぬ国へ 旅立ちの朝
 自由な空へ舞い立つひとよ 暗闇を今引き裂くように

一人より二人それがいいさ ぼくも一緒に出かけてみよう
はじける胸に希望をつめて愛するひとに巡りあう旅
ひかりの くにへ旅立つひとよ 霊魂(たましい)が今明日を拓く 
生命(いのち)の国へ飛翔(はばた)くひとよ 生命(いのち)の国へ飛翔(はばた)く人よ
 ひかりのくにへ旅立つ人よ  

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この歌が評判になって宗教の祭りで歌われた頃はまだ、だれかが「今はまだ君の時じゃない」と耳打ちしていた。果たして、それから時代はどう変わったのか…。
fumio


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