monologue
夜明けに向けて
 



INDIGO RANCH(インディゴ・ランチ) 24chスタジオは当時最高のレコーデイング設備を備えていた。 スペイン語のランチョ(別荘)のように山の中腹にあるのでミキシングの日はピクニックのようだった。朝から妻が多くのおにぎりを握り、付け合わせのおかずを用意して行った。プロデュースの宮下フミオの指揮の下、各楽器の音決めから試行錯誤のミキシングが進んで昼には宮下家の家族、関わったミュージシャン仲間、ミキシングエンジニアなど弁当を持ってきていない、みんなにおにぎりをふるまった。一休みしてふたたびやり直して最終曲まで進み多くの耳で何度も何度も聴きなおしてみんながOKした時、やっと終了した。
fumio

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