monologue
夜明けに向けて
 



作業療法で一番面白かったのはミラーセラピだった。ダンボール箱を「ミラーボックス」として使用して左手と右手が入る穴を開け箱の中央に鏡を立てて自由に動く左手が鏡像では麻痺している右手に見えるようにピッタリの位置に調整して、左手をさまざまに動かすと麻痺している右手が自由に動いているように見えてくる。動かないはずの右手がまるで脳からの命令によって動いているように脳に錯覚させるというリハビリだった。脳をだますという発想がおもしろかった。脳は命令すれば右手も動くと思って命令を発していつか実際につながって動くのかもしれない。手足をなくした人が感じる幻肢痛も脳の錯覚だし脳には解明されていない多くの秘密がありそうだ。
fumio


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