monologue
夜明けに向けて
 



昨夜の「GRACE ofJAPAN」は
静岡県熱海市西山町43-1の来宮神社(きのみやじんじゃ)を採り上げていた。

祭神
大己貴命(おおなもちのみこと)
五十猛命(いたけるのみこと)
日本武尊(やまとたけるのみこと)

社伝によると和銅3年(710年)、熱海湾で網に木の根が掛かる事が三度重なり、漁師があらためると神像のようであったので、近くの松の下に祀って、持っていた「麦こがし」を供えたところ、その夜の夢に五十猛命が現れ、潮騒が耳障りであるとの神託があり、現在地に遷祀し木の根を神体としたので「木の宮」と称したという。五十猛命が姿をあらわす伝承は珍しい。

五十猛神(イソタケル)とは、『日本書紀』『先代旧事本紀』に登場する素戔嗚尊(スサノオ)の子で「イタケル」とも読まれ、、『古事記』では大屋毘古神(オホヤビコ)と呼ばれる。かれ五十猛神は紀伊国「木の国」で林業の神として信仰される。『古事記』で大穴牟遅神(オオナムジ、後の大国主)が逃げ込んだ木国の大屋毘古神なので大己貴命(おおなもちのみこと)と関わりが深いのである。
現在の来宮神社(きのみやじんじゃ)という表記では五十猛神の存在には気づきにくいだろう。
fumio

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