monologue
夜明けに向けて
 



レスポールについて記した時すこし触れたがエレキギターの名器レスポールモデルを作ったレスター・ウィリアム・ポルスファスは8トラックテープレコーダーを開発した。
おかげで世界の音楽録音状況は劇的に変わった。初期の録音はセーノの1発録りで失敗は許されなかった。ビートルズは4トラックテーップレコーダーであの最先端音楽を創造したがレスポールがその倍の8トラックマシンを作ったので、8トラックに楽器やヴォーカルを色々録音して合わせたり重ねたりアイデア次第で様々な工夫ができるようになった。最後にリミックスやミックスダウンと呼ばれる作業で仕上げる。すぐに16チャンネルのスタジオが主流になりその倍の24トラックのスタジオが当たり前になった。そして先進的ミュージシャンが個人で8トラックテープレコーダーと付随する8トラック調整卓を購入して自宅スタジオを持って音楽を作るのが流行った。宮下フミオもTEACの8トラックマシンを使用して曲作りしていた。8トラック調整卓はライヴでも使用していた。かれの主催したファーイーストファミリーバンドのメンバーも同じ8トラックテープレコーダーマシンを使用して多重録音しているといっていた。わたしは「カリフォルニアサンシャイン」のプロジェクトにその後継機TASCAMの8トラックマシンを購入した。8トラック調整卓はパサデナの店まで行って購入したのだった。
fumio

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