欧州で新型コロナの感染が再拡大し、死者が70万人増加する恐れも
あるという。
そういう報道の中、脅威の変異株が南アフリカで見つかり、その名は
「オミクロン」と名付けられた。
この「オミクロン」はデルタ株やベーター株や他の変異株よりも
再感染するリスクが高いと言われている。
このオミクロン株は南アフリカと隣接するボツワナやヨーロッパの
ベルギー、そして香港などでも発見されているようだ。
そのため、南アフリカやその周辺国からの渡航を制限する国が
相次いでいるという。
昨日からオランダ空港での対応の是非も語られているが、
EUもアフリカ南部7カ国からの渡航を制限する方針を発表するようだ。
日本ではコロナの感染が減少傾向が続いており、日本への入国制限は
あらゆる規制緩和に続き、海外のビジネス関係者や技能実習生、留学生
などの新規入国を認める制限を行っているが今後の対策はどうするのだろう。
現在、ヨーロッパと中央アジア53か国でコロナによる一日の死者数が
4200人にも及ぶという中、9月と比べると倍増し、これまでに150万人が
死亡ということで・・感染状況が悪化している。
このまま行けば地域内の49か国で集中治療室が逼迫し。来年3月までに
死者は累計70万人増えて累計220万人に達するという。
ロシアでは死者が過去最多。ヨーロッパでもドイツ、オランダなど、
さらにオーストラリアで感染者が過去最多になったという。
韓国でも11月から各種規制が緩和されたが、感染者数や重症者数が
過去最多になっているという。
海外のメディアは「驚くべきサクセスストーリー」と日本の現状に
驚いているというが、経済のためとはいえ、日本の規制や制限の
緩和はこれでいいのだろうか。
と同時に過去も水際対策で失敗している日本には学習能力がないのかも
しれないとさえ思う。
しれないとさえ思う。
感染者の状況は減少傾向が続いているとはいうものの今まで制限
されていた人数や時間をはじめ移動、イベント等すべての規制や
制限が全く無いに等しい今の状況は私には少し「悪乗り」し過ぎ
なんじゃないかと思える。
ワクチンの接種率も高まり、ワクチンの証明書があれば・・・
などと調子に乗っているとすぐに第6波はやってきてその波は
瞬く間に大きく広がり、大災害という結果になっていくのではないだろうか。
国民にできることはいまや、日常となった自らが感染しない、
そして感染させないための基本的なことを徹底することぐらいなのだ。
テレビの報道では街中に人が溢れるような様子や大勢で飲みながら
大きな声で騒ぐ様子なども伝えられている。
外食や何人かが一緒になって飲食を楽しむことのすべてが悪いと
言っているのではない。
やはり、日本人特有の節度ある行動がきちんとできるよう、国が
中心となり、そのリーダーシップで国民の命を守るべき行動を
とらなければならないと思うのだ。
ところが今の政権ではそれができるのか・・相変わらず優柔不断とも
言える後手後手の対応では狭い日本はウィルスの毒牙にかかり、
尊い命が危険にさらされ続けるのだと思う。
自制できない人が街にあふれることのないよう、やはり、科学的根拠に
基づいたある程度の規制や制限はきちんと徹底すべきなのだと思うが・・・
専門家たちは今回のオミクロン株による第6波を懸念している。
海外からのウイルス流入阻止は絶対必要だと思う。
対外的にも経済対策的にも医療関係対策についてもすべて「風見鶏」や
「卑怯なコウモリ」的な立ち回りでは日本や日本人らしさがどんどん
失われて行ってしまい、世界各国どこからも信用されないのみならず
相手にされない国になるのではないだろうか。