昨日に続き、今日もすっきりした青空が広がってきた。
はるか遠くの低い空にはぼんやりと雲のようなものが少し見えるが
上空は真っ青・・・
陽射しも暖かく、先日紹介したフェンスのサザンカ達も頬を一層
紅潮させて私に笑顔を送ってくれている。
雨模様で気温の低い西日本に比べると関東周辺は天気に恵まれ、
今日は20度ぐらいの気温になるという。
どうりで半袖のアンダーシャツの上に長袖のシャツを着ただけで庭に立つ
私も寒さを感じない。
トレーニング用のベンチに腰かけた私の上空であのヒヨドリの声がした。
フェンスの向こう側の道路の電柱(電線)の上に3羽停まって
首を左右に動かし、何かを相談しているようだ。
先入観はよくないが、きっと「悪だくみを・・」というところなのだろう。
どこかで人間世界の「三人寄れば文殊の知恵」を知り、その上での
行動なのか・・・。
あの3羽はどんな関係なのか・・・私の方から見て一番左側のヒヨドリは
体が大きい割には落ち着きがない・・・
顔の表情は見えないし、見えてもよくわからないかもしれないが、
あの様子は何なんだろう・・・
我が家のミカンはかなり熟してきているが、そのまま突っつくには
ちょっと無理があるのでは?・・・、とすると、狙われるものはないが、
彼らなりに知恵を働かせ、自分たちをアピールすることにより、
あのhさんのような優しい人が、切って食べやすくした果物などを
置いてくれるかもしれないとでも思っているのだろうか。
その時、私はふと思い出した。
春にもヒヨドリたちがたくさんやってきて我が家の木蓮の蕾や花を
突っついたり、食べたりでやりたい放題だったころ・・・
ガラス戸を開け、手をたたいて追い払おうとするこの家のばあちゃん
(妻の千恵子選手)のいつもの行動には慣れて逃げようともせず、
まるでおちょくるように木蓮の枝の間を飛び渡っていた彼ら(彼女ら)は
私が顔を出すと何もしなくても一斉に飛び立ち逃げていったことを・・・。
理由は・・
おそらく太陽の光を見事(?)に反射させるこの「スキンヘッド」だと思う。
さらに私が作ったヒヨドリたちを威嚇する武器類(?)の被害を受けない
ようにと彼らなりに考えたのだろう。
もちろん私には彼らを追い払い、この周辺に近づかないように
警告を与えるだけで、仕留めようなどと言う気はさらさらないのだが・・・
(狙われるものが多い隣家も被害にあの手、この手で対処中)
逃げる際、ヒヨドリたちはあの女性議員のように『このハゲ~ッ』とでも
言っているようだった。
例え、その声が現実に聞こえたとしても私は承服できない・・・
なぜなら、私の頭は毛は無いが「禿(はげ)」ではなく、「スキンヘッド」
だからなのだ。
(これは私の被害妄想ではないし、もともと禿げることは恥じる必要が
ないばかりではなく、人の成長段階のシグナルなのだと思っている)
このようなことを口にする私のことを『爺さんカルテット』の仲間たちは
「禿」も「スキンヘッド」も同じ・・強がりを言うな・・とかヒヨドリに
馬鹿にされた負け犬の遠吠えなどと言い、他愛もないことと一笑に付すが
私は真剣になり、『禿といわれるのがが嫌なのではない!、スキンヘッドも
禿には違いないが、部分的なものと頭部のほぼ全体を占めるものとの違いを
ちゃんと区別してほしいのだ・・』と、いつもわけのわからない説明を
しているのでヒヨドリたちも『面倒くさい爺だなぁ!・・こんな奴には
関わっていられない・・・』と『このハゲ~ッ!』の捨て台詞を残し、
退散していたのかもしれない。
科学的根拠など全くないのだが、事実として私のスキンヘッドには
武器を使わずともヒヨドリを撃退させる効果があるようだ。
「スキンヘッド」或いは「それに類似するような禿」をお持ちの
方がいらっしゃれば一度お試しを・・・
『えっ』、そんなことをする人はいないって?・・・
『ものは試し・・』って言葉もあるでしょ、あなたにもきっと貴重な
体験ができるかも?・・・