『いつも、いつでも元気炸裂!』

どんな環境やどんな状況でも、どんな人とでも明るく元気な笑顔で交流するよう心がければ自他ともに更に元気な心が増幅します。

「夏は来ぬ」が果てしない思いに・・・

2021-05-30 13:19:25 | 喜怒哀楽をポジティブに
5月26日、yamaさん(ID:yama1411)の記事の書き出しの部分の
「卯の花の、匂う垣根に 時鳥、早も来鳴きて 忍音(しのびね)もらす、
夏は来ぬ・・・」の文字列が目に入った時・・私の頭の中、胸の中に
いろんな思い出が駆け巡った。

子供の頃にこの歌を習い、歌ったこと、曲が流れると今も歌詞がすぐに
出てきてその頃にすぐに戻れること、母が好きな歌だったこと、
5月生まれの私を風薫る初夏の爽やかさやその光景がいろんな意味で
勇気づけてくれたことなど・・・。

懐かしさのあまり、その日(26日)、知っているに違いないと思いながら
妻千恵子選手に「夏は来ぬ」の歌を知っているか?・・と聞いてみた。
千恵子選手は即座に『夏がく~れば、思い出す~・・・』と歌い始めたのだ。
よもやの事態(?)に私は『違う、それは「夏の思い出」だよ・・』と
言うべきか『卯の花の、匂う垣根に 時鳥、早も・・・』と自ら歌うべきか
と迷ったがそのまま小声で歌い続ける妻の姿を見てこのままでは歌が
終わっても気づかないだろうと思い、「水芭蕉(みずばしょう)の花が 
咲いている 夢見て咲いている水のほとり・・・ 」あたりで
制止することにした。

『違う・・』という私の声に、怪訝そうな表情の妻は間違えたことに
気づかなかったが私の『卯の花の 匂う垣根に 時鳥・・』の声に
『あぁ~』の声を発し、「ニタッ」と少々不気味(?)な笑いを・・・
彼女にとっては二つとも慣れ親しんだ曲なのに間違えるとは?・・と
思ったのかもしれないが私は『不問に付す』という表情でそれ以上語らず
『お咎めなし』で決着。

そんな事件(?)があったあと・・・
今日、再びyamaさんの投稿記事に巡り会ったのだ・・・
卯の花はウツギ(空木)と称されることやその語源、名前の由来、
形状などの説明、用途なども詳しく記されている。
妻の千恵子選手も「クネ」や「畝(うね)」のことを知っていたが
ウツギはピンクの花だとばかり思っていたようで、この歌に
登場する「卯の花」は「田植え花」と呼んでいたそうだ。
yamaさんの記事を見せると『うん、うん』と頷いていた。

ここで一つ新たな疑問(?)が・・・
「夏は来ぬ」の歌詞が五番まであることを初めて知ったのだが
先に書いたとおり今も暗唱している「夏は来ぬ」の歌詞で
私が覚えているのは一番と五番だけ・・・
姉も含め親子であんなに歌っていたのに二番から四番は全く覚えて
いないのだ。
私はyamaさんの記事を読むまで「夏は来ぬ」は二番の歌詞で
終わりだと思っており、その二番が五番の『五月やみ 螢飛びかい 
水鶏なき 卯の花咲きて早苗植えわたす 夏は来ぬ 』だと
思い込んでいたのだ。

私がはっきりと覚えているのはこの一番、五番の歌詞だということは?・・
なぜ?どうしてなのだろう?
二番には「さみだれ(五月雨)」や「早乙女」「裳裾ぬらして」
「玉苗」など山村での田植えの様子が浮かんで来るし、
三番の「橘の かおる軒場の ・・」からミカンの香りを思い起こされ、
「蛍飛びかい」と「おこたり諌(いさ)むる 」の言葉で「蛍雪の功」
を連想させられる。
四番に登場する「水鶏(クイナ)」のことは
しっかり覚えている五番の歌詞の意味を母に聞いた時に
教えてもらったので今日初めてみた四番の歌詞の意味はわかったが・・・
「棟ちる」は今、ネットの検索で「棟」とは夏に花をつける落葉樹の
センダン(栴檀)だと知った。

ただ、私が覚えているのがどうして一番と五番なのかはわからない・・・
もしかすると昔は一番と五番だけだったのではなかったのか?・・と
自分に都合良く考えたりしたがそんなはずはないだろう。

もしや?・・・
私の母が二番から四番に出てくる光景の「総集編」のような五番の歌詞を
覚えれば「夏は来ぬ」の歌詞の意味を理解できるのではないかと考え、
私達に最初と最後をしっかり覚えさせたのではないかと思うことで
自分では「一件落着」としたのだ。

その「夏は来ぬ」の歌詞をyamaさんの記事内から転用させていただくと

*卯の花の、匂う垣根に 時鳥、早も来鳴きて 忍音もらす、夏は来ぬ
*さみだれのそそぐ山田に 早乙女が 裳裾ぬらして 玉苗植うる 夏は来ぬ
*橘の かおる軒場の 窓近く 蛍飛びかい おこたり諌むる 夏は来ぬ
*棟ちる 川べの宿の 門遠く 水鶏声して 夕月すずしき 夏は来ぬ
*五月やみ 螢飛びかい 水鶏なき 卯の花咲きて早苗植えわたす 夏は来ぬ





コメント (10)
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