goo blog サービス終了のお知らせ 

ケンミジンコのうた

平和な日々の暮らしを綴った日記です

浅田真央選手の演技

2014-03-04 | 時事
ソチオリンピックが終わり、しばらく経ちました。
スポーツ嫌いの私も、色々な競技を見て
勇気や感動をたくさん分けてもらいました。

特にフィギュアスケートは好きなので
そのことについて書いておきたいと思います。

4年前のバンクーバー。
私は、専業主婦になりたてのころで、
リアルタイムで中継を見られる特権を満喫しておりました。

中でも、フィギュアスケートは、
手に汗握って、
心臓をバクバクさせながら見ていました。
浅田真央選手のフリーの演技では、
息もできないくらい緊張して
失敗してしまったときは、
体中の力が抜けてしまうようでした。

そして、インタビューのときは、
浅田選手と一緒に泣きました。
それだけ、大好きで、思い入れのある選手だったのです。

そして、今回のソチオリンピック。

バンクーバーの時とは逆に、
ショートプログラムで失敗、
フリーで挽回、という展開でしたね。

浅田選手のフリーの演技は、
日本中を感動の嵐に巻き込んだそうですね。
彼女の「あきらめない」渾身の演技に
感動した人が多かったようです。

でも、実は、私はそれほど感動できなかったのです。

(以下、一般的な感想とは異なるので
自分の意見と違う意見を目にすることで
気分の悪くなる方は、スルーしてくださいませ)

バンクーバーでの経験で、
採点競技の胡散臭さ曖昧さを目の当たりにし、
冷めた目で見ていた、ということもあります。

そして、観戦している立場としては、
浅田選手には、
バンクーバーのリベンジを果たして欲しかった。
オリンピックという重圧に負けない演技を
ソチで見せて欲しかったんです。

でも、ショートでは、まさかの失敗。
怪我もしていなかったし、
調子も上々だったと聞いています。
ここでメダルの可能性は消えました。

翌日のフリーで、気持ちを立て直したのは立派だし、
尊敬すべきことだと思います。
でも、メダルという重圧がなくなった状態で
最高の演技をしても
やはりそれは課題を克服したことにはならないと思うのです。
(私が勝手に設定した課題ですが・・・)

バンクーバーでの失敗は、
金メダルに手が届く状況で陥った
極度の緊張感のせいだったと、
私は思っていました。

なので、ソチでの課題は、
この「極度の緊張感に打ち勝つこと」だと、
勝手に思っていました。

浅田選手は、
「バンクーバーとソチを合わせて最高のオリンピックだった」
「バンクーバーのリベンジはできた」
と語っています。
本人が納得して、笑顔で演技を締めくくれたのが
一番よかったと思います。

でも、今回の失敗(敢えてそう書きますが)を
美談で締めくくってしまったら、
学ぶべき点、克服すべき点が
覆い隠されて、見えなくなってしまうと思います。
それは、彼女自身にとっても、
彼女の後に続く人たちにとっても、
よいことではないでしょう。

「極度の緊張感」という、オリンピックの魔物に、
どうやったら勝てるのか。

私は、この問題は、選手やコーチに押し付けて
解決しようとするのではなく、
スポーツ心理学の知見のある人が
学術的観点から、救いの手を差し伸べるのがよいと思っています。

これだけ、国民の期待を背負わせているのであれば
国の予算でケアしてあげてもよいのではないでしょうか。

浅田選手のファンであることに変わりはありません。
月末の世界選手権を楽しみにしています。


***以下、こぼれ話***

キム・ヨナ選手について

バンクーバーのときは、浅田選手に入れ込むあまり、
あまり良い印象を持てなかったというのが
正直なところなのですが
(キム・ヨナ選手が悪い訳では決してないし、
どうにもできない幼稚な感情だったのですが)
今回のソチの演技で、思い知りました。

「やっぱり、強かったんだ!!」

重圧の中で崩れない精神力は、本当に立派。
それに、偏見のない目で見たら
ジャンプは軸がまっすぐで、高さもあり、とても綺麗。
特に、フリーの演技は、情感たっぷりで
思わず引き込まれてしまいました。

キム・ヨナ選手に対する悪感情(?)がなくなり
素直に評価できるようになったのが
(私にとって)今大会の最大の成果だったりして・・・。

町田樹選手について

5位という好成績を残したのに
どうして町田選手を特集する番組がないのだ!!
(6位の高橋選手はあったのに)

順位でいうと浅田選手より上なのに
メディアで取り上げられない悲しさ。

私が町田選手だったらいじけるわ。

世の中って本当に不公平ね。


にほんブログ村 主婦日記ブログ 子供なし主婦へ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小さな一歩

2014-03-04 | 仕事
来月から新しい仕事が始まります。
地元の小学校でのお仕事です。

時給も低めのささやかな仕事ですが
私は期待で胸を膨らませています。

人生のキャリア形成において、自分の意志が働くのは1割に過ぎず
残りの9割は「運」によるのだそうです。

私はこのことを実感しています。
職を求めて色々なところに応募しましたが
そのうち、ようやく開いた一つの扉が
今回の仕事でした。

「塾」と「学校」とでは仕事の内容も異なりますが
「生徒」「子供」という共通項はあります。
塾での2年間がなければ、
今回の仕事も得られなかったと思います。

塾での2年間は、無駄にはならなかった。
むしろ、新しい道へと続く布石になっていた。

そう思うと、専業主婦になってからの私の小さな歩みが
小さな実を結んだようで
嬉しくなります。

私はずっと、今までとは違う、
新しい道を歩んでみたかったのです。
自分の心に沿った、
自分が輝く、新しい道を。

その道が分からず、もがき続けた4年間でした。
今でも、進むべき道、目標が
明確になった訳ではありません。
ぼんやりとしています。

でも、今は、それでいいのだと思います。
キャリアは、運と努力でできているから。
その時々で開かれた可能性の方向に向かって、
努力を積み重ねていけばいいと思っています。
緩やかに、風の吹くままに
でも、歩みはしっかりと。
そんなイメージです。

今は時給●●●円の安い仕事かもしれないけど
ここで終わるつもりはないんです。
ここから這い上がっていきます。

前の仕事をしていた自分に負けないくらい
自分に自信が持てるような
そんな状態に行き着きたい。

がんばります。


にほんブログ村 主婦日記ブログ 子供なし主婦へ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする