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ケンミジンコのうた

平和な日々の暮らしを綴った日記です

リベンジ

2022-02-22 | 仕事
私は2年前に、とある大学の就職面接に失敗し、
その経験を記事にしました

私はその後、色々な場所で仕事の経験を積み、
同じ大学がまた募集をかけているのを見て、
満を持して、再び応募しました。

ちなみに私は、大学の学生相談関係の仕事に就くことを
一つの目標にしており、
他の大学にも、募集を目にするたびに、ちまちまと応募をしておりましたが、
年齢のせいか、どの大学も書類選考で落とされていました。
(学生の相談相手なので、年齢が近い方がよいと思われているのかもしれません)

前回は結果的に不採用であったものの、
面接に呼んでくれたのは、この大学だけでした。
今回も書類選考を通過し、面接に呼ばれました。
それだけでも、私は、人を年齢で差別しないこの大学に、
好感を持ちました。

ただ、その一方で、今回でダメだったら、
今後、何度応募しても、この大学とはご縁がないだろう、
そんな感じがしました。

それなら、今回のチャンス、
全力でものにするしかない、
私はそう決意しました。

私は入念に準備を重ね、面接に挑みました。

前回の面接のときは、私の応募書類をほとんど読んでくれてないな、と感じる質問が多く、
採用する人は既に決まっていて、私はオマケで呼ばれたんだなと、
残念ながら途中で分かってしまいました。

今回は違いました。
面接官の手元にあった私の応募書類に、
蛍光ペンで線がたくさん引かれているのが見えました。
質問の内容も、私の履歴書を読み込んでくださっているのが分かるもので、
的を射ていました(←応募者が言うな)。

今回はもしかしたら、もしかするかもしれない。
私は興奮しながら家路につきました。
期待しすぎてダメだったらショックが大きいから、
あまり期待しすぎないようにしよう。
私は自分の気持ちのコントロールに努めました。

1週間後(長い時間がかかったので補欠扱いだったと思われる)、
採用の通知が届きました。

私はついに、念願の仕事に就くことができました!
やりました、やりましたよ!!
2年越しの思いがようやく叶いました。

若い人なら、比較的、簡単に就職できる口と思われますが、
この歳で就職するのは、本当に苦労しました。
採用してくれた大学には、感謝の念しかありません。

丁寧に仕事をして、
大学生の皆様が少しでも楽しく大学生活を送れるよう、
努めたいと思います。


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神様の孤独

2022-02-15 | 仕事
私はこれまでの人生で何度か、目が覚めるほど賢い人に遭遇したことがある。
マツコ・デラックスさんによると、人が自分の力を上回る人に出会ったときに取る行動は、
こき下ろすか崇め奉るかの二択だそうだ。
叩いて自分より下だと思い込もうとするか、
戦意喪失して礼賛するかのどちらかということらしい。

私にとって、聡明さは美しさとほぼ等しく、
賢い人に接すると、精緻なアラベスクを目にしたときのように体が震える。 
思いがけず神様に出会ってしまったような感動がある。

以前の職場の上司が、神様のように賢い人だった。 
私はその人の下で働いていると、自分がサルかチンパンジーになったように感じた。
努力してもたどり着けない次元があるということを、
私は肌身で感じることになったのだ。

凡人の私が神様の力を説明するのは難しいのだが、例えばこういうことだ。
普通の人ならAだからB、BだからCという風に論理を展開するところ、
その人は一足飛びに、AだからDでHだみたいな話し方をする。
聞いている方は何が何だか分からない。

取りあえずメモをして持ち帰り、後からじっくり検証すると、
その人が言っていた通り、AからDを経由してHに至る道筋がようやく見えてきて愕然とする。
額に汗が滲んで足が震える。
その人にとっては自明のことが、私は時間をかけて順を追わないと理解できない。
脳の規格が違うのだ。

その人の神がかった頭の良さは、仕事仲間の間でも評判で、「神」とか「天才」とか言われていた。

一方で、私は別の意味で驚いたことがある。
入社して間もない新人が、「あの人、本当にできるんですか?私には抜けてる人にしか見えないんですけど…」とコメントしていたことだ。
その新人によれば、その人のメールには誤字脱字が多いし、
連絡の抜けも多いと言うのだ。
事務方のサポートがあってようやく成り立っているということらしい。

新人が言っていたのは、いわゆる事務処理能力の正確さということだと思う。
いやいや、そういうレベルの話じゃないんだよと私は思ったが、黙っていた。
こう書くといかにも偉そうだけど、私はそのとき、人のすごさというのは、
ある程度、評価する側にも力がないと分からないということを学んだ。

山の上から下の景色を眺めることはできるけれど、
麓から頂上を仰ぎ見ることはできない。

新人には失礼だけど、そう思った。

自分がチンパンジーに感じられるのは惨めだけれど、
逆に神様の方は、周りがチンパンジーだらけで孤独を感じるのではないかと思うことがある。
チンパンジーばかりで話が通じない。本音を言うと嫌みだと言われる。
好きになった人が、話してみるとやっぱりチンパンジーだと分かって落胆する。
これはこれで大変そうだ…。

ちなみに、その神様のように賢い人は、
周りに理解されずに孤独で地味な人生を送ったかというとそうではなく、
ニューヨークのウォール街で成功し、
今はプール付きの豪邸に住んでいらっしゃいます。

神様の心配をする必要はなかった。


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10周年

2021-12-06 | 仕事
このブログを開設してもうすぐ10年になります。

10年の間、集中的に書き込んだときもあれば、
何か月も間が開くこともありました。
気ままに、心の赴くままに書き込んでいましたから、
よく続けられたな、と思うより、
10年の間、安定して、無料でプラットフォームを提供し続けてくださったgooさんに感謝する気持ちの方が強いです。

10年前に私がブログを開設したときの目標は、
「態勢を立て直して、もう一度、社会に出る」
ことでした。
この間、私はいくつか仕事を経ながら自分の適性を探り、
大学院に進学して、専門の資格をとりました。
今は細々とではありますが、心理の専門家として働いています。

10年前に立てた目標は達成できたことになります。

なので、また、今後10年間の目標を立てたいと思います。

それは、自分のカウンセリングオフィスを立ち上げることです。

カウンセリングオフィスといっても、大勢が働くオフィスは考えていません。
私一人で、フリーランスとして、お客さんがとれるようになりたいです。
そして、定年退職した夫の再就職先として、受付と会計をやってもらおうと思っています。

私の自己実現を支えてくれた夫を、今度は私が支えたいのです。
夫婦で仲良く運営するカウンセリングオフィスにしたいです。

努力を続ければ、必ず夢は叶う。
10年後に向けて、頑張りたいと思います。


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同じ引き出し

2021-12-02 | 仕事
職場での出来事。上司が私に用があって名前を呼ばれた。

上司A「ミカヅキモさん・・・」
私「!!!」

ミカヅキモさんは私の同僚。私の名前はミジンコである。
ミカヅキモさんはキャリアを鼻にかけて人を見下す嫌なタイプの女性。
私は、自分とは180度違うキャラだと思っていた。

上司A「あ、間違えた。ミジンコさん。ミカヅキモさんとミジンコさん、よく間違えちゃうんだよね~」
私「・・・。」

別の日。違う上司に呼ばれた。

上司B「ボルボックスさん・・・」
私「!!!」

ボルボックスさんは私の先輩である。お人柄はよいが、とてもふくよかな体型をしている。私は正直、ここまで太ってはいないと自分では思っていた。

上司Bは間違いに気付かず、近くにボルボックスさんはいなかったので、私はそのまま、ボルボックスと呼ばれたミジンコとして対応した。

ミカヅキモさんにしてもボルボックスさんにしても、なぜ名前を間違えられるのか。。
共通点は一つしかない。皆、おばさんなのだ。
若い人が多い職場で、中年女性が私を含めて3人いて、上司の頭の中では私たち3人がおなじ「おばさん」という引き出しに入れられているのである。個性は全く違うはずなのに・・・。

これは悲しい。
「おばさん」というカテゴリーでひとくくりにされてしまい、個性が埋没してしまっている。
これはきっと、「おじさん」にもあてはまる悲劇であろう。

私はおばさんである以前に、一人の人間だよ。
ちゃんと個性を見てね。
間違えないでね。

*以前も似たような記事を書いていました

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悪口という毒

2021-11-01 | 仕事
今の職場は概ね快適なのだが、よく人の悪口を言っている人がいる。
その人にとっては、悪口というより、正当な主張のつもりなのかもしれないが、表向きはニコニコしていて、陰で不満を言っているので、私はやはり悪口だと思う。

自分よりお給料がいい人に対して、自分より働いていないということを常に言っている。その人は気付いていないと思うが、それは妬み、僻みという醜い感情だ。

そして、その人は間違いなく私の悪口も陰で言っている。表向きはニコニコしているのだが、些細なことでトゲトゲしく、私を地味に消耗させている。

悪口を流布されることで、職場の空気が悪くなり、私は息苦しくなっている。悪口という黒いインクで、汚染が広まっていくようだ。

悪口は空気を害する毒だ。

私も、以前はよく人の悪口を言っていた。それがどれだけ職場の空気を悪くしていたか、今となってはよく分かる。人がそれをしていると身にしみてくる。

気付けてよかった。


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