え ~ が ~ 天 獄

嗚呼、天国か地獄か、それなりに行き詰まりのパラダイス。
映画を中心に、あくまで個人的好き嫌いで感想紹介。

サスペリア

2019年02月02日 | ホラー
2018年 イタリア/アメリカ 152分 ホラー/サスペンス/R15+
監督/ルカ・グァダニーノ  脚本/デヴィッド・カイガニック
出演/ダコタ・ジョンソン、ティルダ・スウィントン、ミア・ゴス
    エレナ・フォキーナ、クロエ・グレース・モレッツ
    ジェシカ・ハーパー

(69点) 何も知らずに見たら困惑必至!!ゲテモノホラーのリメイクが社会派ミステリー大作に。

1977年、ベルリン。世界的舞踊団“マルコス・ダンス・カンパニー”のオーディションを受けるためにアメリカからやって来たスージーは、カリスマ振付師マダム・ブランの目に留まり、晴れて入団。あれよあれよ次のダンス公演の主役に上り詰める。しかしその頃、バレエ団では少女たちが謎の失踪をとげてたり、外ではベルリンの壁崩壊直前の政治不安からテロや内紛が起こったりしてた。心配する爺ちゃんが調査に訪れるが・・・。

いつものように映画の内容を極力入れずに観に行ったのが悪かった。
何を見せられているんだろう・・・。と終始困惑。
サスペリアのリメイクと思って観に行ったのだが、ホラーなのに2時間半!!芸術的ゲイ映画「君の名前で僕を呼んで」の監督作!?と言う所で気付くべきだった。
サスペリアだけどサスペリアじゃない。これこそホラーなのかもしれないけどもこんなんホラーじゃない。
後から町山智弘の解説とか聞いたら納得できたが、そもそも時代背景が分からず戦時中なのか戦後なのかも理解出来てなくて、この時代にこのダンスとかって合ってるの?と終始困惑、ついていけなかった。
オリジナルのサスペリアも割と最近になってちゃんと観たのだがストーリーは無いに等しくバレエ学校を舞台に美少女が次々に血祭りにあげられていくだけを映像と音で強引に引っ張っていくアヴァンギャルドなホラーだったのだが、リメイクではオリジナルで描かれなかったストーリーとダンスシーンを描いたらこーなっちゃったみたい。
オリジナル版のアルジェント監督は全然違うと激怒しているみたい。
解説を聞いたらもう一度観たい気分にはなったけど2時間半を耐える気力が・・・。
宣伝文句として「決して一人では観ないでください」と言ってるけど、デートムービーではないので気を付けろ!


(2019年2月1日ミッドランド プレミアムシート代込み2100円にて鑑賞)


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