え ~ が ~ 天 獄

嗚呼、天国か地獄か、それなりに行き詰まりのパラダイス。
映画を中心に、あくまで個人的好き嫌いで感想紹介。

IT/イット “それ”が見えたら、終わり。

2017年12月07日 | ホラー
2017年 アメリカ(ワーナー) 135分 ホラー/少年時代
監督/アンディ・ムスキエティ
原作/スティーヴン・キング
出演/ジェイデン・リーバハー、ソフィア・リリス、
    ビル・スカルスガルド、ジェレミー・レイ・テイラー

(90点) 地獄のピエロが子供たちを襲いスタンドバイミー!そんなキングホラー。

アメリカの田舎町で子供たちが次々と謎の失踪。
それは地獄のピエロによるもので子供たち一人一人オーダーメイドの恐怖を提供し地獄へ送るのだ。
子供たちは日々、現実のいじめ問題や差別問題、親からの虐待に怯えつつ、さらにピエロからも襲われるのだ。いじめられっ子同士集まって、なんとかするぞー!とするが一人一人また血祭りに・・・。


えー!こんな難しい映画がヒットしちゃってるの?
と、特に前半観ながら思ってしまった。
アメリカの文化とか当時の社会状況、歴史、学園カーストなど予備知識が普通にわかってないと理解できないんじゃないかと感じた。
ま、私もわからないまま、それなりに少年ドラマ的ホラーとして観進めて、理解しきってないなりに楽しんだり感動しちゃったりはしたんだが、アメリカ本国でのヒットはともかく日本でもヒットしちゃってるのは凄いと言うか、ちゃんとそれでも解らないなりにも面白いと受け入れられているのかなーと感じずにはいられない。
しかしー、
ホラーキャラがいつでもどこでもどんなときでも襲ってこれる設定は逃げ場がなさすぎる。観ている方もキツイよ。しかも、ホラーでない現実の恐怖、いじめっ子とか児童虐待、依存症などなど嫌な怖さてんこ盛り。その割に少年冒険劇的なさわやかさもあるのだが、二時間越えでしかも、まだ続きがある?
も、もうお腹いっぱい・・・。

(2017年12月1日ミッドランド1にて映画の日1100円)


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