え ~ が ~ 天 獄

嗚呼、天国か地獄か、それなりに行き詰まりのパラダイス。
映画を中心に、あくまで個人的好き嫌いで感想紹介。

青天の霹靂

2014年06月01日 | ファンタジー
2014年 日本(東宝) 96分 ドラマ/コメディ/ファンタジー
監督・原作・脚本/劇団ひとり 脚本/橋部敦子
主題歌/ Mr.Children『放たれる』
出演/大泉洋、柴咲コウ 、劇団ひとり

(80点) テレビタレントの初監督映画としては上手すぎる小粒な佳作

幼い頃、父親の浮気に愛想をつかして母親が出ていったことで心に傷を持ちロクな大人になれなかったと嘆く売れないバーマジシャン大泉洋。
高校卒業以来会ってなかった父親が浮浪者として死んだと知る。
そのとき青天なのに雷に打たれ40年前にタイムスリップ。
そこで自分が生まれる前の父と母に出会う。
何故か浅草の寄席で父親とマジックでコンビを組み、父に聞かされた事実が違うことを知り・・・。


劇団ひとりの処女小説「陰、日向に咲く」を読んで小説の面白さにハマったことがあるので、その劇団ひとりが映画監督としてデビューすると聞いて観に行くことにした。
初監督としては上手すぎる。
でも、これはこれで完成しているけれど映画としての充足感はちと足りない?
ただ、もうひと盛り上がりとか、もうひとひねり加えて欲しいとも思うが、そうするとボロが出てしまうかもしれないので、これはこれでいいのかも。
でも、やっぱりこれで1,800円の価値があるかと言うと、どおだろう?
良質な短編小説なみの内容でメジャー系のロードショー作品としてはちっぽけすぎる?


ネタバレしてしまうが・・・、


あらすじのまま、予告編の印象そのまま、それ以上でもそれ以下でもない。
深夜のスペシャルドラマかビデオオリジナル作品か二本立ての同時上映作品としてなら有だが・・・、
いや面白かったよ。
でも、初監督作品としての気合いが主題歌にMr.Childrenのオリジナル楽曲を使ったことぐらいしか感じられなかった。
それは今後の映画監督としてのノビシロを感じる部分でもあるのだが。

いや、今のところ今年観た新作映画の中では一番の作品ではあるんだけどね。
柴咲コウは上手い!


(2014年6月1日中川コロナにて有料鑑賞)

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