え ~ が ~ 天 獄

嗚呼、天国か地獄か、それなりに行き詰まりのパラダイス。
映画を中心に、あくまで個人的好き嫌いで感想紹介。

紅い眼鏡

2022年11月01日 | SF



1987年 日本 116分 モノトーン/パートカラー SFアクション/不条理
監督/押井守 脚本/伊藤和典、押井守 音楽/川井憲治
出演/千葉繁、鷲尾真知子、田中秀幸、玄田哲章、兵藤まこ、天本英世

(100点)川井憲次の音楽と兵藤まこの顔が強烈な印象を残す押井守初の実写映画

近未来1995年、過激な特殊部隊が解隊された。ただ一人強化服とともに国外へ逃亡した千葉繁。三年後、千葉繁は帰ってきた。様変わりした祖国にはかつての仲間はなく執拗に追いかけてくる玄田哲章を振り切り、兵藤まこのポスターだらけの幻想と狂気の中を彷徨う。そして、猫はニャーニャーと鳴き、犬はワンワンと吠えるのだった。

個人的には押井守唯一の傑作。
これ以外はどうも苦手。アニメ監督、押井守初の実写映画で、もともとは声優の千葉繁のプロモーションビデオとしてスタートしたらしい。
黄みがかったモノクロ映像、巧みな編集と構成によるモンタージュ、音響効果、魅力的なロケ地、声優による独特の芝居、中途半端なギャグ、などなど押井守的映画的な魅力に満ち満ちていて楽しい。
しかし、なんと言っても川井憲次による音楽が良い。それと兵藤まこのポスター。このポスター、脚本家で助監督も勤める伊藤和典の撮った写真らしい。オーディオコメンタリーでそんな話が聞けるのも嬉しい。
兵藤まこの顔と音楽を堪能する映画だ。
12年前にDVDを購入したのだがどっか行ってしまっていた。Amazonでセールしていたので買い直して12年ぶりに観た。
やっぱり、なんか好き!やっぱり音楽と兵頭まこのポスターがたまらん!!
なら、いっそサントラ買って聴いていた方がいいのかも?
嗚呼でも完全版として出ているサントラはプレミアがついて5400円もする。その後にでたラジオドラマも収録されている二枚組のサントラなら2800円で買える。ああでも二枚組の方のジャケ写には兵頭まこの顔はない・・・。

  



(2022年10月Amazonにてアニメセールで2800円くらいで購入鑑賞)


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