え ~ が ~ 天 獄

嗚呼、天国か地獄か、それなりに行き詰まりのパラダイス。
映画を中心に、あくまで個人的好き嫌いで感想紹介。

ハルチカ

2017年05月31日 | 青春
2016年 日本(KADOKAWA) 118分 青春/ロマンス
監督/市井昌秀 脚本/市井昌秀、山浦雅大
原作/初野晴
出演/佐藤勝利、橋本環奈、恒松祐里、清水尋也、前田航基
   平岡拓真、上白石萌歌、二階堂姫瑠、志賀廣太郎、小出恵介

(80点) 廃部寸前の吹奏楽部をド素人の橋本環奈が立ち直すのだが・・・

高校に入ったら吹奏楽部に入部しフルート吹くぞと意気込む元バレーボール部のチカだったが、吹奏楽部は廃部寸前状態。
高校で再会した幼馴染のハルタを蹴って蹴って蹴って無理やり入部させ休部中の先輩を引き戻し吹奏楽部を復活させるが、本人が下手くそで大会で大敗。
上手くいかないなりに部活に青春する。


広瀬すず主演の「チアダン」を観に行った日がたまたま劇場の会員サービスデーで1,100円で観れたので「チアダン」の後で続けて「ハルチカ」を観る。
橋本環奈主演のカドカワ映画としか知らなかったが、部活がチアではなく吹奏楽部と違うだけで構造は「チアダン」とほぼ一緒。
ただ決定的に違うのが実話を基にしていないところ。
実話を基にした「チアダン」は大成功してしっとり終わるが、実話を基にしていない「ハルチカ」は小成功もしないのに派手に終わる。
これはこれでなんか魅力的だった。
ただ千年に一人の天使過ぎる橋本環奈が暴力的でちんちくりんな安達祐実に見えてしまったとこがなんと申したらよいか・・・。
これ原作はライトノベルでアニメ化もしてるようだが、そちらは学園青春ミステリーだと言う。
しかも主役のハルタがBL設定でヒロインのチカとはイケメン教師を巡ってライバル関係みたい。
随分映画とは違う。原作のファンには馴染めないかも。この監督のファンには好評みたい。


(2017年3月ミッドランドスクエアシネマにて1100円)
 同日鑑賞「チアダン」

チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~

2017年05月31日 | 青春
2017年 日本(東宝) 121分 青春
監督/河合勇人
出演/広瀬すず、中条あやみ、山崎紘菜、富田望生、福原遥
    真剣佑、柳ゆり菜、健太郎、木下隆行、天海祐希

(90点) 実話を基にしたカワイコちゃんいっぱいの青春映画

天海祐希の異常な愛情。または如何にして素人の広瀬すずが地方の福井の新入生しかいない最弱チアダンス部で、中条あやみや山崎紘菜と共に高校3年間で本場アメリカのチアダンス大会で優勝するに至ったか。

公開直後と終了直前に計2回観た。
この映画で知った中条あやみが良かったが、この子中心に観た2回目ではオタク系の子と天海祐希も気になった。
きっと見るたびにいろんな子の魅力を感じる映画だと思う。
若手の頑張りが見えるし、手堅い作りでメジャー映画としてはかなりよく出来た青春映画だと思う。
DVD化したら買おうとまでは今のところ思ってないが借りようとは思う。レンタル落ちで400円くらいで中古が売ってたら買うかも。
しかし、やっぱり広瀬すずの主役感はたいしたものだ。


(2017年3月5月ミッドランドスクエアにて有料鑑賞)

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー リミックス I-MAX3D 字幕

2017年05月31日 | SF
2017年 アメリカ(ディズニー) 136分 SF/アクション/ヒーロー
監督・脚本/ジェームズ・ガン
出演/クリス・プラット、ゾーイ・サルダナ、デイヴ・バウティスタ
    マイケル・ルーカー、カレン・ギラン、ポム・クレメンティエフ
    エリザベス・デビッキ

(70点) 「リミックス」って「蛇足」って意味?

リミックスというタイトルから前作になんか付け足しただけの特別篇かと思いきや、完全な続編だった。
なら、前作を復習してから行けば良かった。
前作で結果銀河を救った凸凹チーム、ガーディアンズ。
アライグマの軽率な行動で危機に。
そんな中、リーダーの出生の秘密が明らかになる。
そんでもってそれそれのキャラ達にそれぞれ色々あって、結果、銀河を救うのだ。


I-MAX3Dは凄かった。
でも、なんかノリ切れなかった。
キヤラの自己アピールが強くて、ちょっと観たかったのと違う。
前作は大好きだった。敵のハゲねえーちゃんに萌え、アライグマに心捕まえられたのだが、今作はどっちもカワイコアピールを感じてなんか違った。
とくにアライグマが面白くなかったのだが前作は吹き替えで観てたので今作も吹き替えで観れば良かったのかも。
あと、もう前作のことは忘れているのでもう一度見直してから吹き替え版を観ようかと思う。
ただI-MAX3D版で吹き替えを名古屋ではやってないので2D版になるが、さて。


(2017年5月19日109割引1900円にてI-MAX3D鑑賞)

ツレがうつになりまして

2017年05月31日 | ドラマ
2011年 日本(東映) 121分 ドラマ
監督/佐々部清
原作/細川貂々『ツレがうつになりまして。』
   『その後のツレがうつになりまして。』『イグアナの嫁』(幻冬舎刊)
出演/宮崎あおい、堺雅人、吹越満、津田寛治、田山涼成、
    梅沢富美男、大杉漣、余貴美子

(75点) 旦那がうつ病になった若夫婦の物語りを堅実に撮った一作

パソコンのクレーム係をしてる堺雅人が認知症になってしまう。
売れない漫画家の妻宮崎あおいは会社を辞めさせ泣きまくる堺雅人と対峙することで改めて夫婦の絆を深めていく。
その横をイグアナが行ったり来たり。


宮崎あおいは魅力を感じながらもなんか怖い。口調とか強くやっぱ怖い。
でもここのところ宮崎あおいが観たくてDVDを何本か借りたが結局見ずに返したりしてた。
今作の宮崎あおいは笑顔少なくあまり可愛くなかったが細身のスタイルが良くてよかった。
地味な話だったが堅実な作りで好印象の佐々部清監督作品だったからか作品によっては苦手な堺雅人も出てたけど最後まで見れた。
職場とかうつ病気味の人がいたし、私自身なる可能性もある。病気として扱われにくく誤解の多いうつ病のことを教えてくれる良い映画だと思う。
だけどこんな夫婦愛の映画は独り身には寂しい。
ちょうどこの日この監督の新作で熟年夫婦の認知症問題を扱った「八重子のハミング」をこの日期限の招待券で観に行こうかとも思ったがやめた。二作続けて観るのはちょっと。


(2017年5月31日USV54円)