え ~ が ~ 天 獄

嗚呼、天国か地獄か、それなりに行き詰まりのパラダイス。
映画を中心に、あくまで個人的好き嫌いで感想紹介。

四畳半神話大系

2017年05月16日 | アニメ
2010/04/22~2010/07/01 木曜 24:45~25:15 全11話
日本 フジテレビ コメディ/ファンタジー/青春
監督/湯浅政明 アニメーション制作/マッドハウス
原作/森見登美彦 脚本/上田誠 キャラクター原案/中村佑介
声の出演/浅沼晋太郎、坂本真綾、吉野裕行、藤原啓治
      諏訪部順一、甲斐田裕子、真山亜子、檜山修之

(90点)改めて観たら原作知らなわからんだろと思いつつ傑作

晴れて大学生となった主人公はサークルに入り夢に見たバラ色のキャンパスライフを送る予定だった。
しかし、最悪の友人小津との出会いで歯車は狂った。
テニスサークルで青春を謳歌する筈だったのに、人の恋路を邪魔する下劣な奴に成り下がっていた。
こんな筈では!!
あのとき入るサークルを間違えてなければ!!
そして時は戻り映画サークルに入った主人公はそこで小津とワーストコンタクト。
こんな筈では!!!!
そして時は戻り、ほんわかサークルに入ったり、ヒーローショーしたり、裏組織に入ったり、仙人のような師匠の下で弟子になったりしつつ、いつでもどこでも小津に振り回され続けるのだった。
何故こうなった、責任者出てこい!!


『夜は短し歩けよ乙女』を観たらコレが観たくなった。
コレを観て『夜は短し歩けよ乙女』の原作を読み直して、また映画『夜は短し歩けよ乙女』を観ようと思った。
とりあえず「四畳半神話大系」はTUTAYAで四本まとめて借りて一気に観た。
改めて観ると、こんなん、原作知らずしてわかるのか?
原作知ってれば面白いけど。
でも、私、実は原作大好きで、と言いつつ当時、図書館で新書版の奴を読んだのでモチグマはアニメのアレじゃないんだよ。新書版の表紙の奴なんだよ!とか、小説から感じた師匠のイメージがあまりにも違って、上手くノレなかったのだが、今回はちゃんとノレた。
ノレた上で原作を知らないと分からないのじゃないかと思いつつ観た。
でも、やっぱり、やくしまるえつこの唄うエンディングは最高ね🎵


(放送当時録画して、2017年5月TUTAYAで100円×4で)

夜は短し歩けよ乙女

2017年05月16日 | アニメ
2017年 日本(東宝) 95分 コメディ/ファンタジー
監督/湯浅政明 脚本/上田誠 
原作/森見登美彦 キャラクター原案/中村佑介
アニメーション制作/サイエンスSARU
声の出演/星野源、花澤香菜、神谷浩史、秋山竜次、麦人
      中井和哉、甲斐田裕子、吉野裕行、新妻聖子

(99点) 原作の映像化としてはコレしかないのかも。

黒髪の乙女が夜の京都を闊歩する。
酒を求めて、時にはおともだちパンチをお見舞いし、詭弁論部のオッサンたちと詭弁踊りを踊りつつ、古本まつりだ、文化祭だ、台風だ、流行り病だ!!そんなこんなで摩訶不思議な京の都を闊歩する。
その周りでよく遭遇する先輩とニアミスしつつ、お祭り騒ぎの一夜を闊歩するのだ。

ご多分に漏れずこれで森見登美彦氏を知りハマったので、原作のファンとして観に行った。
同スタッフによる前作テレビアニメ「四畳半神話大系」は、原作が好きすぎて樋口氏のキャラ造形とかイマイチのれず個人的に微妙な感じだったのだが、今作はそれを踏まえていたので世界観は一緒だが、馴染んでいて原作ファンとしては十分楽しめた。
ただ原作を読んで久しいので前半は主人公がひどい目にばかりあい楽しくなかったし、詭弁踊りもなんだかなーと言う感じだったが、後半は楽しく、いや原作の映像化としてこれ以上のものは望めないレベルだと思った。
ところどころ「四畳半神話大系」のエピソードも入り、映画独自の全ては一夜の出来事とする強引さは、それはそれで森見登美彦ワールドを感じさせてくれた。
この監督は天才として知られているようだが、私は森見作品のアニメ版でしか知らなかった。
是非とも他の作品も観てみたい。
また、なんとかコレももう一回ぐらい劇場で観たい。そしたらもっと面白さが伝わる気がする。
とりあえず「四畳半神話大系」のDVDを借りて全話観た。原作を読み直しているが読み切る前に上映期間が終わりそう。
とりあえず原作のファンは必見!!是非、劇場で!


(2017年4月ミッドランドスクエア2にて有料鑑賞)