goo blog サービス終了のお知らせ 

え ~ が ~ 天 獄

嗚呼、天国か地獄か、それなりに行き詰まりのパラダイス。
映画を中心に、あくまで個人的好き嫌いで感想紹介。

アイアムアヒーロー

2016年06月05日 | ホラー
2015年 日本(東宝) 127分 ホラー/アクション/R15+
監督/佐藤信介
出演/大泉洋、有村架純、長澤まさみ、吉沢悠、岡田義徳
    片瀬那奈、マキタスポーツ、塚地武雅、風間トオル

(71点) 和製ゾンビ大作だけど、もう少しで傑作になったかも・・・。

たった一噛みで、すぐゾッキュン。
あっという間に、みなゾッキュン。
同棲相手の片瀬那奈も、やだ、ゾッキュン。同僚の塚地武雅も、あら、ゾッキュン。
行きずりの女子高生有村架純は半ゾッキュン。
いろいろあってサービスエリアに逃げ込んだけど、なんだかんだとゾッキュンゾッキュン。
冴えない漫画家アシスタントの大泉洋だったが最後の最後にズドーンズドーン。
ゾッキュン達は次々とハートブレイク!!


今さらの和製本格的ゾンビ映画として意外と評価が高いようだが、いろいろとアイデアを盛り込みつつも、すぐみんなゾンビになってわやになってしまった印象。
確かにシネマハスラー宇多丸の解説を聞くと傑作と思えなくもないが、個人的には期待外れ。
有村架純にもっと活躍して欲しかったが、半ゾンビと言うアイデアも私は知らなかったけど「28日後」だか「28週間後」だかで使われていた設定らしい。あそこがこの映画の肝かと思ったのだが違ってたみたい。
長澤まさみは必要?
過去のゾンビ映画の名作をかじり倒しただけの映画ゾンビなのかも・・・。惜しい。


(2016年5月中川コロナにて金券1100円にて鑑賞)
 同日鑑賞「世界から猫が消えたなら」
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

回転

2016年03月16日 | ホラー
1961年 イギリス(FOX) 100分 ホラー/サスペンス
監督・製作/ジャック・クレイトン
原作/ヘンリー・ジェームズ
出演/デボラ・カー、マイケル・レッドグレーヴ
    パメラ・フランクリン、マーティン・スティーヴンス

(70点) いわゆる館ものホラーの古典、でも根底はポルノ?

田舎のお屋敷に暮らす幼い兄妹のもとに新任の家庭教師としてデボラ・カーがやって来る。
しかし、そこには兄妹と使用人以外に、何かが、いた。
それは前任の家庭教師の女性と、この家で我が物顔で振舞っていた男の幽霊で、子供たちに取り憑こうとしていた。


Jホラーや館モノのホラー作品が語られるとき、よくその原点的作品として名前が出される映画だったので観たかった。TSUTAYAの発掘良品に選ばれてレンタルできたのでニコニコ借りた。
ゴシックホラーの古典として語られるのは良く分かったが、幽霊の素性が明らかになるにつれ、ホラーとか怪談と言うよりもポルノと言うかエロ小説のような大人の男女のえげつない世界が子供を使おうとする嫌~な話でビックリ。ラストも後味わるく、心に引っかかる作品ではある。
ホラー好きは教養としても観るべき一作。


(2016年2月TSUTAYA新作5本1,080円にてレンタル鑑賞)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

妖怪大戦争

2016年03月06日 | ホラー
1968年 日本(大映) 79分 ホラー/特撮/時代劇
監督・特殊技術/黒田義之 脚本/吉田哲郎
出演/青山良彦、川崎あかね、大川修、神田隆
    橋本力(ダイモン)、行友圭子(二面女)、毛利郁子(ろくろ首)
    河童、油すまし、ぬっぺらぼう、から傘

(71点) 西洋魔人一人VS日本妖怪たくさんの大喧嘩

バビロニア遺跡であかんゆーのに墓嵐して案の定復活した魔性のものが何故か日本へ。
海辺の代官になりすまし、その家に住んでた河童が追いはられてしまう。
仲間の日本妖怪に泣きついて、そのダイモンとか言う西洋妖怪をやっつけんねん。


子供の頃テレビでよく見てた、大人になって劇場で観たら、こんな映画だったのね。
妖怪はいっぱい出て来るので子供だましとしては十分面白い。
古い映画だけどフィルムが綺麗だった。
二面女がちょっとアイドル扱いっぽかった。
せっかくの映画割引デーに割引とは関係ない交通費もたくさんかかるこの映画を岐阜くんだりまで観に行くほどの映画ではなかったが、まー仕方ない。
デカいスクリーンで観れてそれなりに満足。
二人目の代官がイイ人から悪人に代わるのが上手かったなー。


(2016年3月1日岐阜ロイヤル劇場にて500円交通費1000円)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ハロウィン

2016年01月02日 | ホラー
1978年 アメリカ 90分 ホラー/サスペンス
監督・脚本・音楽/ジョン・カーペンター
出演/ジェイミー・リー・カーティス、ドナルド・プレザンス、トニー・モラン

(90点) 殺人鬼ホラーの原点的傑作

ハロウィンの夜にお姉ちゃんを刺し殺した根っからのサイコ子供マイケル君当時6歳。あれから15年サイコ精神を心に秘めたまま精神病院で成長し続けハロウィンの前日に逃亡。
マイケルの異常性を知っている担当医師がそれを追う。
そしてマイケルの出身地で再び惨劇のハロウィンの夜がやって来る。
そう定番のボンクラ男女が血祭りにあげられるのだ。


ここ最近異常な盛り上がりを見せるハロウィンの日に観ようと思っていたのだが借りられず今頃観る。
子供のころ月曜ロードショーで観て衝撃を受けた一本。
大人になってから深夜枠で放映されてるのを観てワイド画面の構成や意外とアート映画に近い印象で別の衝撃も受けた。
その後、ちゃんと観ようとDVD借りて観たら全然面白くなかった。
ジェイソンやフレディーへと繋がるホラーの先駆け的作品で今更観ても刺激が足りないのか全く楽しめなかった。
あれから5年かへたすると10年くらい経ってるかもしれないが、また観たくなって観たら前半の部分とか全然覚えてなくてそれなりに楽しんでしまった。
あれ?こんなに殺人が起こるまで時間かかったの?
ヒロイン大活躍と印象に残ってたのになんにもしてないし、医者もヒーローに見えたのにボンクラだし、自分の記憶の不確かさに驚くばかり。
ただやっぱり面白かった。
低予算で無名俳優のチープなホラー映画なのに名作っぽく見えてしまうのはカーペンターの才能なのだろう。映像と音楽が素晴らしい。とりあえず、この映画がまだ新鮮だった頃に出会えたことが嬉しい。今更、古典として初めて観たところでこの凄さは伝わらないだろう。


(2016年1月2日ビッグワン2週間レンタルにて鑑賞)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

フューリー

2015年02月22日 | ホラー
1978年 アメリカ(FOX) 119分 SF/ホラー
監督/ブライアン・デ・パルマ
出演/カーク・ダグラス、ジョン・カサヴェテス
   エイミー・アーヴィング、チャールズ・ダーニング

(80点) 超能力少女モノの雛形。スパイ組織に利用される超能力者がイヤン、ボーン!

かつての仲間に息子が奪われた。
息子は超能力者で、スパイにしようと言うのだ。
俺は殺されたことになっている。
今、覚醒しようとしている超能力少女の力を借りて息子を取り戻すのだ。
息子と少女は何故か超能力で繋がっている。
そしてスパイがドンドンパチパチやっているうちに超能力者はイヤーン、ボーン!!


ブラピの戦車映画「フューリー」を観たら同じタイトルのデパルマのB級ホラーを観なければと思った。
子供の頃「サスペリア2」と同時上映されていて観て、内容はよく解んなかったけど「フューリー」の方が面白かったと記憶していた。
超能力少女モノの雛形のような映画。
同監督の「キャリー」の進化系ではあるが評価的にはそれより低いがこれはこれで面白い。


(公開当時の年末 名鉄ホールにて「サスペリア2」と二本立てにて家族で鑑賞)
(2015年2月DVD70円レンタルにて鑑賞)

にほんブログ村 映画ブログ 映画DVD・ビデオ鑑賞へにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

狼男

2015年02月15日 | ホラー
1941年 アメリカ(ユニバーサル) 70分 ホラー
劇場未公開(テレビ邦題「狼男の殺人」)
監督・製作/ジョージ・ワグナー
出演/ロン・チェイニー・Jr、イヴリン・アンカース、クロード・レインズ
   マリア・オースペンスカヤ、ベラ・ルゴシ

(70点) 狼男に噛まれて狼男になる悲劇

兄が死に家を継ぐために帰って来た次男坊。
狼憑きのベラ・ルゴシに噛まれて狼憑きになってまう。
そして夜な夜な狼男になって人を殺してまう。
狼男になった時、自分の意識は無く、次は大好きなあの娘も殺しそう。
お父ちゃんに相談しても医者に相談しても信じてくれない。
街の人からはただの殺人鬼と思われてるし。
そして今夜もアオーン!


超有名なホラーの古典だが、日本劇場未公開作だったのね。
廉価DVDBOXにて観た。
時間が短いのでひねりもなくストーリーはとんとん拍子に進み悲劇へとまっしぐら。
それなりに面白かった。
子供の頃コロタン文庫などのSFホラー辞典で写真だけ観てた映画を最近になってようやく観れてそれだけで満足。
ロン・チェイニー・ジュニアだよ♪ロン・チェイニー・ジュニアだよ♪



(2015年2月廉価DVDBOXにて鑑賞)

にほんブログ村 映画ブログ 映画DVD・ビデオ鑑賞へにほんブログ村

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ミイラ再生

2015年02月01日 | ホラー
1932年 アメリカ(ユニバーサル) 73分 ホラー
原題/THE MUMMY
監督/カール・フロイント 脚本/ジョン・L・ボルダーストン
出演/ボリス・カーロフ、ジタ・ヨハン、
    デヴィッド・マナーズ、アーサー・バイロン

(70点) 定番ホラーモンスター「ミイラ男」初登場作品

1922年エジプトでミイラ発見。
一緒に発掘された箱には「開けたら死ぬ」と書かれていたが、馬鹿な助手が開けてしまう。
呪文が解かれミイラ復活、そのまま魔の書を持ち去り逃亡。助手は気がふれる。
10年後、エジプトで新たな調査隊による発掘がされていたが成果が表れない。
そこにシワシワの男が現れ遺跡に案内。
そのシワシワこそ10年前に逃亡したミイラ男、3700年前に生き埋めにされた魔導士イム・ホテプだった。
イム・ホテプの目的は最愛の女王を復活させることだった。


ユニバーサルがドラキュラ、フランケンに続いて今度はオリジナルでホラーモンスターを創造。
当時、ツタンカーメンが発掘されたことから生まれた物語だったようだ。
今観ると、ホラーと言うよりも怪奇譚。
ハムナプトラの元ネタだが、割と重厚で真面目な感じ。
しかし、そんなことよりも個人的な話だがフランケンでお馴染みのモンスター俳優ボリス・カーロフ演ずるイム・ホテプが私の父親にそっくり。
10年前に死んだマサヨシにこんなとこで再会するとは!

お、お父さん・・・。

(2015年2月廉価DVD-BOXドラキュラVSミイラ男にて鑑賞)

にほんブログ村 映画ブログ 映画DVD・ビデオ鑑賞へ
にほんブログ村

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

魔人ドラキュラ

2015年01月22日 | ホラー
1931年 アメリカ(ユニバーサル) 74分 ホラー
監督/トッド・ブラウニング 原作/ブラム・ストーカー
出演/ベラ・ルゴシ、ヘレン・チャンドラー、デヴィッド・マナーズ
   エドワード・ヴァン・スローン、ドワイト・フライ

(80点) 重厚であっさりした怪奇映画の古典。教養として必見。

トランシルバニアからはるばるロンドンにやって来たドラキュラ伯爵。
吸血鬼は想像上の怪物として現実のものではないと思われていたがドラキュラこそ吸血鬼。
そう熱弁するヘルシング教授の努力もむなしく、美女が次々と毒牙にかかっていく。
金持ちのご令嬢が毒牙にかかり、ようやくヘルシングの出番。
普通に現れるドラキュラとそこらへんの教授扱いのヘルシングがご対面。
案外あっさり見つけた寝床の棺で眠るドラキュラを殺して、ヒロインだけは助かったのでめでたしめでたし。
そんな「ドラキュラ」の最初の映画化作品でドラキュラのイメージを決定づけた古典的一作。


そう言えばホラーとか割と良く観るのにこの超古典は観てなかった。
以前から気になっていた超廉価DVD-BOXを買って観てみた。
ドラキュラとミイラ男のシリーズが10枚入って税抜き1800円!
画質は良くないが一枚200円弱なら仕方ないか。
今のノリの映画とは違うので若干我慢も必要だったが見応えはそれなりにあった。
モンスター映画と言うよりも、猟奇犯罪者を怪物として描いた風に見えて、勝手な深読みをしてみたら結構怖く、面白く鑑賞。
重厚な割に時代性なのか残酷になりがちな見せ場があっさりと割愛されていてビックリ。
これ以外のドラキュラ映画の知識で補完出来たが、結構ストーリーの説明は出来てないなー。
安っぽい部分や荒い部分もあるが、それでもベラルゴシのたたずまいと編集センスで見応えは十分。
なんとか残りの9作品も鑑賞して「フランケンVS狼男BOX」も買おうっと。



(2015年1月廉価DVDにて鑑賞)

にほんブログ村 映画ブログ 映画DVD・ビデオ鑑賞へ
にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

チェンジリング

2014年12月10日 | ホラー
1979年 カナダ 107分 ホラー/ミステリー
監督/ピーター・メダック
出演/ジョージ・C・スコット、トリッシュ・ヴァン・ディーヴァー
   メルヴィン・ダグラス、ジーン・マーシュ、バリー・モース

(90点) ミステリータッチで描かれる幽霊屋敷ホラーの秀作

妻と娘を事故で亡くした作曲家が移り住んだ屋敷で怪奇現象が起こる。
それは70年前に父親に殺された足の悪い少年の霊からのメッセージだった。
作曲家は管理人の女性とともに真相を探ることに。
話の作りやカメラワーク、セットでの恐怖演出が心に残る屋敷モノホラーの秀作。


映画ファンになった頃に公開されていてチラシだけは大量に持っていて、ずっと気になっていた一本。
今年(2014年)9月にようやくDVD化されTUTAYAの発掘良品としてレンタルもされていたので観ることが出来た。
いろいろ突っ込みどころもあるが派手な演出は抑えオーソドックスなホラー映画の魅力に溢れた秀作。
どこかのサイトで「リング」の元ネタと言われていた。確かにある意味一緒。
「リング」ほど表面的には怖くないのでミステリーやサスペンスものが好きな方にもオススメしたい。
TUTAYAで借りられるしね。


((2014年12月TUTAYA新作5枚1080円レンタルで鑑賞)

にほんブログ村 映画ブログ 映画DVD・ビデオ鑑賞へ
にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ダリオ・アルジェントのドラキュラ

2014年04月26日 | ホラー
2012年 イタリア/フランス/スペイン 110分 ホラー/R18
監督/ダリオ・アルジェント 原作/ブラム・ストーカー
出演/トーマス・クレッチマン、ルトガー・ハウアー、マルタ・ガスティーニ
   アーシア・アルジェント、ウナクス・ウガルデ、ミリアム・ジョヴァネッリ

(75点) ホラーファン必見の凡作

ジョナサンが伯爵の家で司書の仕事に就いた。
それっきり。
それは後からやって来たジョナサンの妻ミナをおびき出す罠だった。
伯爵の名はドラキュラ。
何百年の時を人の生血をすすりながら生きる吸血鬼。
ミナの依頼でやって来たヘルシング教授はドラキュラ城に独り挑む。


怪奇文学の超古典をホラー師匠アルジェント御大がデジタル技術を駆使して古臭く映画化。
アルジェント御大初の3D映画だが日本では2D上映。
映画館で観たらDVD上映かと思うほど横のノイズが気になる部分もあるが色合いが古臭く昔懐かしい怪奇映画のおもむきに溢れている。
脇役お姉ちゃんたち二人のオッパイもいっぱい出てくるのは少し嬉しいが役者全般的に魅力が無いと言うか安っぽい。
出来は決して悪くはないのだが凄みもない。
でもこういう映画をちゃんと映画館で観れることは嬉しい。
評判はそんなによろしくないが、そんな酷いわけでもない。ちゃんとしている。逆にちゃんとしすぎていて印象に残りにくい。
酷い言い方をすれば凡作だが、巨匠が作った立派な凡作。
そう言えばアルジェントの映画って「サスペリア2」「サスペリア」「インフェルノ」しか観ていないので他のも観てみようかと思った。


(2014年4月名古屋駅ピカデリーにて1200円で買った株主券にて鑑賞)
 当日料金なら1000円だったのに・・・。

にほんブログ村 映画ブログ 映画劇場鑑賞へ
にほんブログ村

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

悪魔のいけにえ

2014年03月29日 | ホラー
1974年 アメリカ 84分 サイコホラー
監督・製作・脚本/トビー・フーパー
出演/マリリン・バーンズ、ガンナー・ハンセン、エド・ニール

(100点) 何度見ても不快な芸術的ゲテモノ映画の古典

テキサスには殺人一家が住んでいる。
若者グループも次々殺された。
変なマスクかぶった大男がいきなりハンマーで、ゴン!
肉をつるす巨大かぎ針で、ザクっ!!
電動のこぎりで、バリバリバリバリーーッ!!
そして、どこまでもどこまでも追っかけてくる。
ただ、それだけの映画。
楽しくないったらありゃしない。あーやだやだ。


好きじゃない。
好きじゃないのに、けっこう何度も観てる。
ホラー史と言うよりも映画史に名を残す名作。
昨年「殺しのドレス」から「ヒッチコック」そして「サイコ」と、サイコ関連の映画を立て続けに観てしまったのでサイコと同じエド・ゲイン事件を基にした「悪魔のいけにえ」も観たくなった。
いやー、しかし何度見ても気分悪くなるわー。
そこが凄い。
まず被害者となる車椅子の野郎が生理的に受け付けん。
でもレザーフェイスが出てくるシーン、あの肉切り部屋の赤い壁の美しさと不気味悪さにちょいウットリ。
上映時間が短いのでこれが本当に名作なのか出来そこないの駄作なのか判断する前に終わってしまう。
スプラッタームービー(血まみれ映画)の元祖にして最高峰とされるが直接的に血しぶきや殺人シーンはほとんど描かれてないらしい。
生理的嫌悪感をパワフルに見せつけ、何度見ても不快感と言う感動を提供してくれる稀な一本。


(2014年2月DVD70円レンタルにて鑑賞)

にほんブログ村 映画ブログ 映画DVD・ビデオ鑑賞へにほんブログ村

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

キャビン

2014年03月02日 | ホラー
2011年 アメリカ 95分 ホラー
監督/ドリュー・ゴダード 製作/ジョス・ウェドン
出演/クリステン・コノリー、クリス・ヘムズワース、アンナ・ハッチソン
    フラン・クランツ、ジェシー・ウィリアムズ、シガーニー・ウィーヴァー

(70点)ホラーマニア向けホラー大全集的ほぼ同人映画ノリの快作

大学生男女5人組みが山小屋へバカンス。
その地下室で呪いの呪文を発見。
よせばいいのにノリで死霊を復活させてしまう・・・。
って、まんま「死霊のはらわた」やん!かと思いきや、それは謎の組織によって仕掛けられた罠だった。
ホラーお約束の展開で次々と血祭りに挙げられていくお馬鹿な若者たち。
そして一人生き残る佐藤かよ似の処女。
これぞ組織の思惑どおりだったのだが、何かの間違いで最初の方に殺されたはずのおどけもの学生が生きていた。
そして明らかになる真実、大量の怪物たち、太古の呪い。
どおなる処女とおどけものと人類の運命!


てっきり低予算でチープなよくあるホラー映画だと思ってノーマークの一本だったのだが、それが「映画秘宝」のベストテン8位に入っていてビックリ。
レンタルして観たあとに知ったのだがもともと2012年に映画秘宝まつりで上映したものなのでベストテンに入っていてもそんなに不思議ではなかった。
とりあえずアメリカ製のホラーとしか知らずに観たのでオープニングのタイトルが出る絵ずらにまずビックリ。
これがある種のパロディと分かってから楽しくなってきた。
でもそれなりの「通」でないと楽しめないかも。
私もそれなりにホラーは観ているが「ソウ」とか「キューブ」とか「パーノマルなんちゃら」とか、ここ数年のホラーはあまり観てないのでひょっとしたらついていけてない部分があるかも。


(2014年2月新作レンタルDVDにて鑑賞)

にほんブログ村 映画ブログ B級映画へ
にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

人狼村 史上最悪の田舎

2014年01月19日 | ホラー
2011年 スペイン 98分 アクション/ホラー/R15+
監督/フアン・マルティネス・モレノ
出演/ゴルカ・オチョア、カルロス・アレセス、セクン・デ・ラ・ロサ
   マベル・リベラ、マヌエル・マンキニャ、ルイス・サエラ、マルコス・ルイス

(70点) パッケージどおりのB級オオカミ人間ホラー、お色気度ゼロ!

売れてない作家が生まれ故郷のへんぴな村に招待され、そこで執筆活動。
しかし、そこには村人の恐ろしい罠が。
オオカミ人間の末裔に当たるのがその作家だった。
その作家をオオカミ人間に食わすと呪いが解けると言うのだ。
しかし、失敗。
その失敗のせいで第二の呪いが発動。
それは村人全員がオオカミ人間になってしまうのだ。
そして作家とその友達と編集者に襲い掛かる。
おら、こんな村いやだ~こんな村いやだ~、と逃げ回るのだ。


シッチェス国際映画祭のファンタスティク部門の特集上映で2012年に日本で公開されて気になりつつ観損ねていた。
けっこう残酷描写が半端ないんだがとぼけた味付けでそれなりに楽しく観れる。
後半オオカミ人間大量投入で楽しい。
ただホラーに必要不可欠な女っ気が全然ない。
デブのクソババアとカッチョイイおばあちゃんがちょろっと出てくるだけ。
いやこの映画には必要ないけど、後から考えると美女の無駄脱ぎ絶叫も欲しかったなと思ったり思わなかったり。
あと、事件のきっかけをバカ犬に背負わせすぎなのが気になった。


(2014年1月TUTAYAレンタルDVDにて鑑賞)

にほんブログ村 映画ブログ 映画DVD・ビデオ鑑賞へ
にほんブログ村

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ゴースト・フライト407便

2013年11月05日 | ホラー
2012年 タイ 105分 ホラー/パニック/PG12
監督/イサラー・ナーディー
出演/マーシャ・ワタナパーニット、ピーター・ナイト

(80点) オススメ。飛行機にいっぱいの幽霊で客パニックのタイ産ホラー

老若男女を乗せて飛行機が飛ぶ。
幽霊もいっぱい乗せて飛行機が飛ぶ。
フライト直後から出てくる幽霊に乗客・乗組員パニック。
幽霊のせいか空調設備が故障し酸欠状態に。
錯乱したチャラ男や教育ママゴンが幽霊をやっつけようとして乗客・乗組員を殺しまくる。
殺した分だけ増え続ける幽霊とともに飛行機は飛ぶ飛ぶ、あの世へと。


面白い。
タイ産のホラー映画が劇場公開されていたので気になった。
タイはホラーが量産されているらしいが、よほどのホラー通でない限り知らないこと。私も知らなかった。こんな無名な映画が劇場でかかるくらいなのだから面白いのだろうと思った程度だった。
時間が合わず劇場では見逃したのでレンタルDVDでの鑑賞。
低予算の突っ込みどころ満載のB級ホラーながら出し惜しみせずに序盤から幽霊がわんさか出てきて先読みする間もなく事件が展開。
普通は一人づつ事件にあい、クライマックスに全員が幽霊に遭遇するものだが、ほぼ最初から全員幽霊を見ちゃってる。
確かに飛行時間が国内線でわずか一時間半なので出惜しみしている場合じゃないよね。
リアル一時間半にしては事件詰め込みすぎ。
他のレビューサイトを見ると全然怖くないと言っていたが私はそれなりには怖く拝見。
退屈しのぎに丁度イイ娯楽ホラー。


(2013年新作レンタルDVD5枚千円にて鑑賞)

にほんブログ村 映画ブログ B級映画へ
にほんブログ村

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

キャット・ピープル

2013年08月25日 | ホラー
1981年 118分 アメリカ ホラー/セクシー
監督/ポール・シュレイダー
出演/ナスターシャ・キンスキー、マルコム・マクダウェル
   ジョン・ハード、アネット・オトゥール

(79点) 後半ヌードシーン満載なので!

ナスターシャは生き別れの兄と暮らすためニューオリンズへやって来た。
感動の再会の夜、いきなり兄は行方不明。
そう!兄は呪われた宿命の黒ヒョウ男だったのだ!
人間の姿を維持するためには人間の女を食い殺さなければならないのだ。
その呪いから開放されるべくナスターシャと近親結婚する宿命。
そう!ナスターシャも黒ヒョウ女だったのだ!!
そんなことも知らずイケメン動物園園長に恋しちゃうナスターシャ。
でもセックスすると園長さんを殺しちゃうの。
ハダカ同然のドレス着て街をうろつきまわる純真無垢なナスターシャは悶々とする。
そんなナスターシャにお兄ちゃんが近親相姦しようと迫ってくる!!!


ぬるい!
テンポが悪くてまだるっこくて退屈するが、後半はお楽しみのナスターシャ・キンスキーの全裸とベッドシーンが待っている。
当時インテリ系セクシー女優だったナスターシャ・キンスキー。
でも意外と全裸を堪能できる映画は少ない。
前半は「その服は反則だろ!」と言う様なシースルー姿で乳首透け透けな姿に笑った。
でも、これだけ?と思っていたら後半は全裸シーン満載でほっとした。
1942年のオリジナル版の続編を見て面白かったので本編も見たかったがリメイク版しかなかった。
これも評判はイマイチだがヌードシーン目的で見たいとは思っていた。
前半だるいが我慢して見るとコレはコレでちゃんとしていて意外とイイ映画である。
ただ、ショートカットのナスターシャは全裸になると細マッチョでゲイ好みの美少年にしか見えないのが残念。
ロングヘアでオッサンから乳揉まれるアート系映画「今のままでいて」が観たい!


(2013年8月レンタルDVD60円にて鑑賞)

にほんブログ村 映画ブログ 映画DVD・ビデオ鑑賞へ
にほんブログ村



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする