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離婚に苦しむ人へ

今、苦しんでいるあなたに寄り添って。

心の内を否定しない

2020-05-15 00:00:01 | 日記
私たちは、小さいころから、これは正しくて、これはいけないことで、
こうあるべきで、こうでないといけなくて、
〇〇を目指して、

この日本では特にそうですが、
周囲の友達や家族と同じようにして、はみ出さないように、
そんなふうに育ってきた人が多いのではないでしょうか。

学校で意見を求められても、手を挙げて自分の意見を主張できない雰囲気。
少し周囲と違うと、親が先生から注意されたり、横並びが好きです。

とにかく、以前でも書いた 「おてんとうさま」は
日本では世間なわけです。
最近の国民性に任せたような自粛要請だったり、自粛警察というような言葉だって、
この日本人の世界でも稀な性質から生まれているわけです。
法律なんかなくても、世間が認めませんよ 、和を乱すなら、容赦しませんよ という風潮。
絆、連帯感、一体感 そんな風にポジティブな印象もある一方で、
昔からある村八分や、過去のいろいろな流行病に対する隔離や偏見、差別、問題など
ネガティブな面も数えきれません。
そんな環境で生きているのです。
良い点、悪い点があるので、ここでその議論をするつもりはありません。

私も経験しましたが、日本で離婚したというと、そのレールから外れたように感じ、
周囲からはいろいろ言われてしまったり、また言われているように感じてしまう。
未だに、政府からは世帯という言葉が中心で、もはや日本では減少している標準世帯というのが統計の基本。

そんななかで生きていると、
自分の心のなかにあるものを隠したくなるし、
恥ずかしいとすら思ってしまうかもしれない。

ほんとうは離婚で身も心もボロボロなのに、
ふつうに仕事ができているように装い、もう大丈夫だと言ってみたりする。
誰にも言えない、苦しい胸の内を閉ざして生活するしかなくなる。
でもどんどん苦しくなる一方だったりする。
50歳を超えて、両親を亡くしても、男性なら数日で何事もなかったかのように
仕事に復帰しないとならないような会社の状況だって同じかもしれませんね。

私たちは、こうやって、無意識に自分の心の内にある想いを否定してしまいます。

こんなにいつまでも落ちこんでいたらだめだ。
早く立ち直らないと。
周囲には表情を読まれないようにしないと。
ちゃんと食事もして、運動もして、仕事もして。。。
再婚している人もたくさんいるのだから、私も前を向かないと。

周囲からも言われるし、これまでの自分の人生でも教育されてきた、獲得した価値観が
あなたの本当の想いを途中で遮断してしまう。
それが余計に苦しくなってくる。
否定しても、遮断しても、心の中からはなくなりません。

認めてしまう。

苦しくて、悲しくて、辛くて、むなしくて、どうにもできない自分がいる。
だからって、がんばってないわけでも、他人よりも弱いわけじゃない。
毎日、毎日、必死に耐えているし、たくさん考えている。
他人には見えなくても、あなた自身はあなたのことをわかっている。
あなたがどれだけ辛い中で耐えているのか知っている。

自分の心にある想いは否定しないで全部認めてあげましょう。
そうか、そんなふうに思っているんだね、感じているんだね。 と。

今日も一日、一歩。自分の想いを認めながら、寄り添いながら過ごせるといいですね。





コメント (6)
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