育毛の道案内人が綴る事実・現実
育毛を考えるなら、事実と現実を知りましょう。発毛・抜け毛で頭皮と心身を壊して毛を無くしている事実と現実があります。
 



薄毛になるには、いくつか原因があります。長年ご相談を受けていて分かった原因のうち、その中から3つの大きな原因を挙げたいと思います。


すぐにホルモン云々を言う人が多いですが、ホルモンが薄毛・ハゲの原因になるには、スイッチが入るきっかけがあると思われますので、ホルモン云々の前に考えるべきことがあるはずですよ。


その理由は医学的に証明されているわけではありませんが、同じホルモン=ジヒドロテストステロン=DHTなのに、頭部以外は角化細胞の成長を促進する方に働き、頭部に限り角化細胞の成長を抑制する方に働くのは、何か別の原因があると思われるからです。



■頭皮を清潔にする行為(シャンプーとシャンプー法)


これはもう何度も取り上げているので、このブログを読んで下さっている人にとっては常識中の常識ですよね。


シャンプーや石鹸で日々頭皮を清潔にするとは、頭皮の保護膜である皮脂を取り去ることになるのです。結果、皮膚が弱り老化して血行が悪くなっていきます。


時折、頭皮の皮脂を取り効果のある育毛剤を使って髪の毛が増えた、とおっしゃる方がいます。こんな方のように一時的に増えることがありますが、その後に数か月~数年してから薄毛になっていきます。


そんな経験をされている方のご相談を受けることが多いので、効果が望めても頭皮・毛穴の皮脂を取って、育毛剤を効かす育毛方法は採らない方が良いだろうなぁって思います。


何年も継続的に効果が出続けないと駄目なのが育毛です。


■毛を育てる力が弱い


外部からの原因以外で体の内部にある薄毛の原因になるのが、毛を育てる力が弱いタイプの人です。これが上記の「頭皮を清潔にする行為」と同じくらい重要な薄毛の原因です。


毛を育てる力が弱い人は、総じて皮膚の抵抗力・回復力が弱く、頭皮が固いことも多く、血の巡りが弱いことが多いです。


こんな方は、外部からの影響をマイナスに受けやすいので、「頭皮を清潔にする行為」「カラーやパーマ・縮毛矯正」「効果の高い育毛剤」で薄毛になる可能性が急激に高まります。


ご自分がどんなタイプであるかを知った上で、普段のケア方法やヘアケアをどうするか?等々を考慮する必要があります。


■定期的なカラ―・パーマ・縮毛矯正


女性特有の原因のようにも思いますが、現在社会は男性でも同じようにすることが多くなっていて、男性も薄毛の原因になっています。


カラーは皮膚よりも硬い髪の毛に染料を入れ込みます。それも髪の毛と頭皮を綺麗に洗ってから行いますから、頭皮や毛穴を守る皮脂を取り去っているのです。


そんな人にとっては異物であるカラー剤が毛穴の中に入り込み、皮膚刺激を与えることで、頭皮を痛めますし毛穴内部の毛を育てる組織も痛めます。


どんなに優しいと言っても、カラー剤はあなたにとっては異物なのです。


ただし、女性の場合はホルモンの影響でカラー剤の影響を受けにくくなっているので、更年期の頃までは問題がない場合が往々にしてあります。


ところが更年期を迎える頃にホルモンの影響が低減し始めると、今までのカラーや頭皮を清潔するマイナス面が表面化してきます。更年期前後の女性の薄毛の人が増えている理由です。


毛を育てる力が弱い人は、一度薄毛になると中々回復してきませんので要注意です。


■効果の高い育毛剤


「効果の高い育毛剤」は3つの薄毛の原因に入りませんが、薄毛を進行させて後のケアでの改善を難儀にしてしまうので注意したいものです。


多くの人は「効果があれば増える」と信じていますが、薄毛になるとは頭皮や心身が弱っていることを忘れています。


効果があるとは作用や刺激が強いと言うことでもあるので、弱った頭皮には相対的に過剰な負担になるのです。


どうしても手近にある育毛剤で髪の毛を増やそうとするなら、せめてある程度頭皮を本来の状態に改善し、効果が低い=作用や刺激が弱い育毛剤を使うようにした方が無難です。



■男性ホルモンに関する考察


男性ホルモンの影響については、肝心要のことにはまったく触れられることがなく、効果ばかりの情報になっています。


同じホルモン=ジヒドロテストステロン=DHTなのに、頭部以外は角化細胞の成長を促進する方に働き、頭部に限り角化細胞の成長を抑制する方に働くのは何故なのか?の回答に巡り合ったことがありません。


一部書籍の中で「遺伝子の働きではないのか?」と簡単に触れているものを見ましたが、遺伝子ならその働きは絶対的なものではなく、習慣や環境の影響によりONとOFFに切り替わるはずなので、習慣や環境を考慮する方が良いのではないか?と思います。


フィナステリドやデュタステリドの効果面では、著名な先生がTVで「劇的に改善するのは3割くらい、飲んでも変化のない人は3割くらい、飲んでも進行する人は3割くらい」とおっしゃっていました。


相談室で薬飲用者の話をお聞きしていると、概ね薬の改善率はこんなものだろう。と言う気がします。


体調不良や将来の心身への影響が不明な薬なのに、こんなレベルの改善率に賭けて大丈夫なんだろうか?と心配になります。


ちなみに弊社が提供している育毛方法での改善率(ケア開始前よりも少しでも改善する率)は、あくまでも相談室にいらしゃっている人に限定してみると、薬飲用者を除くと男性で6割~7割くらい、女性で9割~9割5分くらいですね。


本日の最後に一言。以前大学病院の脱毛外来の先生がおっしゃっていました、「ハゲる人はハゲる」と。私が言っているのではありませんよ。大学病院の脱毛外来の先生がおっしゃっていた言葉です。


男性の場合には、どうしても無理な人がいるにはいます。5000人か10000人に一人の確率で。100人か500人に一人の確率かもしれません。




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