山本藤光の文庫で読む500+α

著書「仕事と日常を磨く人間力マネジメント」の読書ナビ

空き樽は音が高い

2018-12-29 | 知育タンスの引き出し
空き樽は音が高い
読書中にひっかかってきた、ことわざです。「空き樽は音が高い」。すぐには理解できませんでした。確かに中味の入った樽よりは、空き樽の方が音は大きいと思います。意味を調べてみました。
――中味のない人間ほど大きなことをいったりするものである。
と説明されていて、最後に「痩せ犬は吠える」と類似ことわざが示されていました。(日本語知識辞典)
山本藤光2018.06.28

340:標茶町民栄誉賞

2018-12-29 | 小説「町おこしの賦」
340:標茶町民栄誉賞
――『町おこしの賦』第11部・駅前商店街の変身
 標茶町は温泉郷に舵を切ってから、底をついていた財政に潤いを得た。これは故宮瀬哲伸町長の功績である。その後町長の後継者となった宮瀬幸史郎は、潤いの泉のうえに農業と酪農の二本柱を建てた。
有機野菜栽培工場も大葉のミスト栽培工場も、操業三年目には黒字に転換している。そして現町長の瀬口恭二は、さらに四本目の柱を建てたのである。標茶町は生涯学習の町として、アカデミックに躍動しはじめている。

温泉郷への初期投資が思わぬ高利益を上げ、標茶町は投資、回収、再投資と拡大路線を歩んでいる。

恭二は標茶町役場の町長室から、歴代町長の肖像画を撤去している。代わりに回収騒ぎのあった標高新聞を、額に入れて壁面に貼った。一面と二面の見出しには、こんな活字が躍っている。

――閑古鳥の鳴き声が聞こえる、会社の博物館
――日本三大がっかり名所で、さらにがっかり

 閑古鳥の鳴いていた「会社の博物館」は、町民の憩いの場「おあしす」に改装された。日本三大がっかり名所は、「フォト・ラリー」のコースに組みこまれた。

 恭二は町長室を動物園の熊みたいに、歩き回っている。そして「標茶町民栄誉賞」という言葉を思い浮かべる。宮瀬哲伸、宮瀬幸史郎の名前に続いて、南川愛華の顔が現れた。標高新聞部長として、町の活性化の道を拓いた立役者である。恭二は新聞部室での、愛華の高くて鼻にかかった声を思い出している。

 電話はまだない。長島太郎は大阪で、翔和学園の小野塚理事長との最後の交渉に挑んでいる。恭二は腕時計をのぞく。会談は、もう終わっている時刻である。机の上の受話器を一瞥し、恭二はまだ歩き回っている。
 電話が鳴った。
――はい、瀬口です。
――やりました! 全日制大学に、オーケーをいただきました。

082cut:合宿で裸のつき合いをした効果

2018-12-29 | 完全版シナリオ「ビリーの挑戦」
082cut:合宿で裸のつき合いをした効果
――13scene:同行
影野小枝 ビデオ製作会社の打ち合わせです。
監督「身の丈コンピタンシー」は、絶対に外せないな。
助監督 2人のサブリーダーを、育てようとしているところもいいですね。2人がそれぞれ漆原の提案を受けた。ジンとくる場面ですよ。
監督 合宿で裸のつき合いをした効果が出ているな。
製作「PPF」も、きちんと頼むよ。これを外されると、原作者から叱られるので。
助監督 それにしても、部下のモチベーションを上げる話法は、小気味のいいものです。監督も「PPF」を習得したらどうですか?
監督 バカもん、おまえの代役などゴロゴロいるさ。

086:毎日が潤う

2018-12-29 | 銀塾・知だらけの学習塾
086:毎日が潤う
――第6講義:発信する
発信すると、受け手からのリアクションがきます。コメントだったり、「いいね」のボタン入力だったり、アクセス数で反応を確認することもできます。発信する人にとってこうした反応は、大きな励ましになります。

受け手は敏感に反応します。いい加減にやると、すぐに引いてしまいます。それゆえに一度やり始めたら、毎日が真剣勝負の場となります。

趣味のはんちゅうで集め、それを眺めているだけでは得られない反応が返ってきます。毎日に潤いをもたらすためにも、どうか「小さな研究」を発信してみてください。

ホームページも、簡単に作れるようになりました。何度も書いていますが、知のステップアップは、発信するで完結するのです。

深緑野分『ベルリンは晴れているか』初版第1刷

2018-12-29 | のほほんのほんの本
深緑野分『ベルリンは晴れているか』初版第1刷
この時期の書店には、ミステリー小説の特設棚ができます。何気なくのぞいたら、深緑野分『ベルリンは晴れているか』(筑摩書房)が1冊だけありました。評判の作品なので手に取り、奥付を見るとなんと初版第1刷でした。もうかったような気分になり買い求めました。重版なら絶対に買わなかったでしょう。大学生のときに安部公房にはまってから、単行本は初版以外には買わないと決めているのです。
山本藤光2018.12.29

半どん

2018-12-29 | 知育タンスの引き出し
半どん
老妻から「半どんのドンってどんな漢字?」と質問されました。まったく思い当たらないのでネット検索してみました。

――「半」は「半分」の意味、「ドン」は「ドンタク」の略である。 「ドンタク」は、オランダ語で「日曜日」「休日」を意味する「Zondag(ゾンターク)」に由来し、「博多どんたく」の「どんたく」の由来でもある言葉で、明治時代から使われている。 土曜日は半日が休みなので、半分のドンタクで「半ドン」と呼ばれるようになった。(語源由来辞典)

まさか博多どんたくともつながっているとは、思いもよりませんでした。
山本藤光2018.12.29

厳冬の韓国情勢

2018-12-29 | 妙に知(明日)の日記
厳冬の韓国情勢
乾ききって丸まった枯葉は、北風に吹かれてベランダを転がっています。日本は韓国との間で、また新たな火種を抱えました。レーダー照射事件は、明らかに韓国に非があります。それでも絶対に謝らない韓国。今後どうなってゆくのでしょうか。ベランダの枯葉のように、こそこそと尻尾を丸めてくれればいいのですが。
山本藤光2018.12.29