255:禁色
――第11講義:知育タンスの引き出しよりすぐり
三島由紀夫に『禁色』(新潮文庫)という作品があります。この作品を読んだときには、本当の意味の「禁色」を誤解していました。谷沢永一の著作を読んで、初めて本来の意味を知りました。
――推古天皇の時代(592-628年)には、「冠位の制」によって、位の高い者は冠も衣も紫のものを着用すべしと法に定められていた。(谷沢永一『教養が験される341語・知らない日本語』幻冬舎文庫)
推古天皇の時代、「禁色」は、紫色だっとわけです。ただし「禁色」は時代によって違っています。禁色ではない色のことを「ゆるし色」といわれたようです。三島の小説により、禁色は男性同士の愛などと誤解のないように。
山本藤光2018.11.14
――第11講義:知育タンスの引き出しよりすぐり
三島由紀夫に『禁色』(新潮文庫)という作品があります。この作品を読んだときには、本当の意味の「禁色」を誤解していました。谷沢永一の著作を読んで、初めて本来の意味を知りました。
――推古天皇の時代(592-628年)には、「冠位の制」によって、位の高い者は冠も衣も紫のものを着用すべしと法に定められていた。(谷沢永一『教養が験される341語・知らない日本語』幻冬舎文庫)
推古天皇の時代、「禁色」は、紫色だっとわけです。ただし「禁色」は時代によって違っています。禁色ではない色のことを「ゆるし色」といわれたようです。三島の小説により、禁色は男性同士の愛などと誤解のないように。
山本藤光2018.11.14