314:せっかく
――第11講義:知育タンスの引き出しよりすぐり
「せっかく」は「折角」と書きます。この漢字は中国の故事に由来し、「鹿の角を折る」という意味です。由来を説明した文章がありました。
――漢の時代、充宗という学者がいた。傲慢だった充宗は周囲からひどく嫌われていたが、学者として彼にかなうものは誰もいなかった。
そんな彼をみごとに打ち負かした学者がいました。
――充宗が五鹿という国の出身だったことから、世間は「よくぞ鹿の角を折った」と喜び、高慢な人の鼻をくじくことを「折角」というようになった。(『世界で一番おもしろい漢字の本』青春出版社文庫)
山本藤光2019.01.22
――第11講義:知育タンスの引き出しよりすぐり
「せっかく」は「折角」と書きます。この漢字は中国の故事に由来し、「鹿の角を折る」という意味です。由来を説明した文章がありました。
――漢の時代、充宗という学者がいた。傲慢だった充宗は周囲からひどく嫌われていたが、学者として彼にかなうものは誰もいなかった。
そんな彼をみごとに打ち負かした学者がいました。
――充宗が五鹿という国の出身だったことから、世間は「よくぞ鹿の角を折った」と喜び、高慢な人の鼻をくじくことを「折角」というようになった。(『世界で一番おもしろい漢字の本』青春出版社文庫)
山本藤光2019.01.22